春風に誘われ、ドライブに出掛けたくなった。ナビに目的地を設定したけれど、私の車のナビは古いから信用できない。山の中や畑の中を突っ切ることしばしば。いろいろと考えて補ってやる必要がある。
それでも特に不自由だとは思っていない。それほど出掛けるわけでもないし、地図データの更新をしてもすぐに古くなるだろうし、とのん気に構えている。
私のように、古いナビに付き合っている人も少なくないだろう。ナビの地図が古くて困るという話はよく聞くが、地図データを購入して更新したという人をあまり知らない。
二月には中勢バイパス津─久居間が開通した。ナビを更新はしないけれど、新しい道を通ったら、私の頭の中の地図が更新された。
新しい建物ができたり、古い家が壊されたり、目印の風景も少しずつ変わる。それを目にすると古い風景が消えてしまう。この空き地にあったのはどんな建物だったのか、この道は以前どれぐらいの幅だったのか、すっかり更新されて思い出せなくなってしまう。
自分が暮らしている町の十年前の様子が、もはや思い出せない。知り合いの若い時の顔も思い出せない。地図も風景も人の顔も、日々目に触れるあらゆるものを人は更新している。古い記憶を消して、新しい記憶で上書きする。即座に完璧に。        (舞)

tenjisa-kuru 3月25日、津センパレ2階の津市中央公民館で、セントヨゼフ女子学園の保護者による「点訳クラブ」と、同公民館で活動するサークル「点字絵本」の合同による『点字絵本サークル』の設立20周年記念式が開かれた。
同サークルの指導者・代表は馬場幸子さん。馬場さんは自身が読書好きで、視覚障害のある人にも読書を楽しんでもらいたいと大学時代に点訳を習得。その後、高校教師になり赴任先の学校ごとに点訳部を作った。
同学園では子供から大人向けの点訳本、公民館では子供向けの触る点字絵本を中心に制作している。点訳本は校正を重ね間違いがないように心がけ、絵本は布や紙などの材料に工夫を凝らし、触った感触を確認して作っているという。会員は主婦業や仕事などの傍ら熱心に活動し、今年までに全国の盲学校や図書館などへ、点訳本151冊、点字絵本227冊を寄贈した。
記念式には前葉泰幸市長らも出席。馬場さんが「会員の皆さんのご努力はもちろん、関係の方々のご協力がないとこういうことができませんので、これからもよろしくお願い致します」と挨拶した。

sushimaturi社会福祉法人「こしば福祉会」が運営している「介護老人保健施設トマト」=津市殿村・小川益司施設長=で、3月25日、『寿司祭り』が開催された。
同施設では、ひらかれた施設を掲げ、様々なイベントを通じて地域交流を図っている。また福祉の現場を支える県内のボランティア団体を支援している「三重ボランティア基金」へ寄付を行うなどして、地域福祉に貢献している。
施設内のイベントも多彩で、この寿司祭りは毎年恒例で今年で5回目。利用者のお年寄りに寿司が人気であることや、利用者とその家族らに、東京から招いた寿司職人が握った寿司を味わってもらおうという思いから企画された。
今年は、利用者92人と、その家族50人が参加。3人の職人が新鮮な10種類のネタを使って手際良く握った寿司に舌鼓を打っていた。また楽しく会話してふれ合っていた。

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