プラチナドン・キホーテ内の朝日屋東京白金台店

プラチナドン・キホーテ内の朝日屋東京白金台店

東京都港区白金台にある「プラチナ ドン・キホーテ」に5月29日オープンした朝日屋=香田佳水社長=東京白金台店を取材した。
ドン・キホーテは「驚安の殿堂」を自称し、日用品からブランド品まで幅広い品揃えを誇るディスカウントストアだが、白金台店は従来のコンセプトに高級感をミックスさせた店づくりが特徴。朝日屋は店内で精肉を販売している。
松阪肉と言えば、舌で溶けるような脂がのった美味しさで日本国内のみならず、海外でもその名を轟かすブランドだが、意外やオープン当初は、脂身が少ない「赤身」が多く売れ、ロースは余るほどだったという。松阪肉を日常的に食している我々と違い、都民にはロースは馴染みが浅いのかもしれない。
そこで、ロースの周囲の脂身をトリミング(切り取り)し、サシが綺麗に入った中心部分の霜降り肉だけの「ロース芯」を販売したところ、脂身への抵抗が薄らいだのか、次第に数が出るようになり、現在では松阪肉の風味や美味しさを知った多くのリピーターの獲得に成功。取材日も来店者らが、熱心にショーケースを覗いて注文しており、確実に関東で松阪肉が浸透しているのが分かった。

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