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「古代ローマ時代の哲学者キケロが、愛の中で最も崇高な愛は祖国愛である、と言っています。日本人は今、この最も崇高な愛をもっているでしょうか。
残念ながらもっていない人の方が多いのです。
それは、人に愛されていることに気づかない人が、人を愛することができないように、国に守られていることに気づかない人は、国を愛し守ることはできないのです。
日本人は国家に守られていることに鈍感であり、守られていないと思うことには至極敏感になってしまいました。
日本人は今、国家に充分過ぎる程守られているのに、そのことに気づかず、自分の我儘な要求が満たされないことに対しては、敏感に反応し声高に要求し続けるのです。
そして、そういう人に限って他国のことがよく見えて、自国のことを非難するのです。
日本人は皇室に守られております。永い歴史の間、守られ続けてきたのです。しかし、そのことに気づき感謝している人が少ないのが現実の姿です。
国民が皇室に愛され国家に守られていることに気づかなければ国家を愛することはできません。
つまり、祖国愛はもてないのです。
このたび、この大切なことを、赤塚高仁氏がとても分かり易く解き明かしてくださいました。国家を失った民族がいかに悲惨な運命に陥るかということを、ユダヤ人の歴史を通して明らかにされました。
一つの家庭を守ること、一企業を永続させることさえ至難なことです。ましてや、一つの国家の歴史を、二千六百有余年にもわたって守り続けたということは、針の穴に象を通すに等しい難事です。
その至難なことを、世界の中で日本だけが可能にし、実現したのです。
これは皇室のお陰という以外に要因を見出すことはできないのです。そして日本民族は、皇室に愛され守られていることに気づき感謝してきたのです。恩を忘れない限り歴史はいつまでも永遠に紡がれていくものです。
このたび赤塚高仁氏が、「ヤマト人への手紙」として、日本という国家と民族が他に比類のない国体であることを教えてくださいました。そして誇りと自信を与えていただきましたことに感謝いたします」。 私の新刊「ヤマト人への手紙」の巻頭言として書いてくださった、イエローハットの創業者であり、掃除の神様として世界に知られている鍵山秀三郎氏の言葉である。
熱い大和魂に涙こぼれた。
私は、3年がかりでこの本を世に送り出すことができたのだが、自分が書いたというよりも見えない力に導かれて、書かされたという感覚の方が強いように思える。
終戦から70年、祖国日本が大きな曲がり角にさしかかっているこのときに降ろされたメッセージとして広く伝えて行きたいと願わされているのだ。
私が、故・糸川英夫博士に聖書を生んだユダヤ民族の国、イスラエルへと導かれてからやがて30年になろうとしている。
魚に水が見えないように、日本人に日本が見えないようだ。
2千年もの間、国を持たず流浪の民として世界に散ったユダヤ民族が再び建国した人類史上奇跡の国、イスラエルと、建国以来二六七五年滅びることなく続く世界で最も古い国日本。
しかし、この70年の間に、世界一愛国心の強いイスラエル国と、建国の歴史も愛国心も根こそぎ失ってしまった日本という、まさに両極端の国柄となってしまった。
糸川英夫は、日本よイスラエルに学べ、荒野に挑め、と叫び続けた。
その遺志を継いで、いまもなお私はイスラエルへとヤマト人を導き続けている。
そして、中東の荒野から見えた日本の精神的荒廃への警鐘としてこの本を書いた。
見えるものの豊かさに溺れ、毎年3万人の自殺者を生む日本を、ユダヤ人たちは魂の戦争をしているという。国土の60%以上が年間降雨量80ミリ以下の砂漠の国が、食物自給率100%を超えて農業輸出国となっている。彼らは、水の恵みの国、日本が食物自給率40%を切っているのを自殺行為だという。
そして、彼らは言う「民族の歴史を失った民族は必ず滅びる」と。
70年前、日本が戦争に負けたのは、滅びるためではない。負けて目覚めるためだ。
二千六百有余年続いている国の祖先の声に心の耳を傾けよう。
たかが70年の歴史しかない米国の素人が作った憲法などに惑わされず、悠久の神話の世界から継承されてきたヤマトの魂を取り戻そう。日本が本来あるべき姿に立ち返り、日本は世界の灯明台とならなければならない。
そんな天からのヤマト人へのメッセージが、いま聞
2015年8月13日 AM 4:55