19日、津市神戸の津市青少年野外活動センターで、県下12の児童養護施設で生活する高校生を対象とした交流会が開催された。主催=三重県児童養護施設協会(鍵山雅夫会長)ほか。後援=津ロータリークラブ(中尾浩一会長)。
全国の児童養護施設には、災害や事故、親の離婚や病気、虐待などを理由に、家族と一緒に暮らせなくなった2~18歳位までの子ども達が生活しているが、多くは高校を卒業すると就職するという。
現在、県下12の児童養護施設に入所している子どもは約400人で、そのうち高校生は40~50人。この交流会は、各施設の高校生が、ほかの施設の高校生や職員との交流を通じて自分を見つめ直し、卒業後の生活を豊かにすることが目的。
家庭からの支援がほとんど無い状況で卒業していく子ども達が、同じ悩みや経験を持つ他の高校生と互いに交流することで、社会生活への不安を解消する一助にもなっている。平成22年度から行われており、5回目の今年は子ども17名、施設職員14名が参加した。
また、同クラブでは次世代を担う高校生達を支援しようと、交流会の運営に前々回から助成している。
19日の分科会には同クラブの会員27名も参加。最初に中尾会長が「私達は皆さんが立派な社会人になるよう支えていこう、協力していこうという団体です」と挨拶。その後、生徒と会員は5班に分かれ「将来に向けての夢」をテーマに和やかな雰囲気のなか話し合った。会員らは「夢、将来どんな職業につきたいかなど、将来を考えることが、それに向かって進む第一歩である」などと自身の経験を交えてアドバイスし、子ども達はメモをとりながら真剣に聞き入っていた。