▼クインテットⅣ─メディウム(媒体)=8~27、ギャラリーとね
▼第18回グループゆうゆう洋画展=9~13、NHK津ぎゃらりー
▼天花寺又一郎展=~13、三重画廊
▼松竹大歌舞伎=5、県総文中ホール
▼題32回三重旺玄展=~6、県立美術館県民ギャラリー
▼ぴょんちゃんランドセル展示受注会=19~20、メッセウイングみえ
▼第58回中部日本吹奏楽コンクール三重県大会=5、6、県総文大ホール
▼ゴム動力飛行機を作ろう!=5~6、MAPみえこどもの城
▼ミュージアムセミナーの先ドリ!セミナー「修理完成記念 国宝鳥獣戯画と高山寺」を終えて=5、県総文レセプションルーム
▼名盤を聴く第55回山路芳久特集第2弾~生誕65周年を記念して~=19、県総文小ホール
▼第30回七栗緩和ケアセミナー=12、県総文多目的ホール
▼親睦ダンスパーティ=6、県総文ギャラリー1
▼建築家展=11~13、県総文ギャラリー2

南海トラフ巨大地震が発生した場合、津市でも最大7mの津波高(満潮位含む)が想定されていることから、住民の防災意識も高まっている。
そこで、今年で9回目となる「津市民防災大学」の受講生の募集が始まった。 防災大学は市民ボランティアらが実行委員会をつくって運営しており、防災の基礎知識、災害図上訓練(DIG)、災害時要援護者対応などが学べる。日程は10月1日(木)~来年2月28日までの8回。最後は卒業論文の発表会で締めくくる。場所は中央公民館およびアスト津。
対象者は津市内在住、在勤の人。受講は無料(但し、食材費の一部負担が必要な講座、交通費の一部負担が必要な視察研修がある)。申し込みは、住所、氏名、年齢、電話番号、申し込みの動機を書いた申込用紙を津市防災室か各総合支所、出張所のいずれかに郵送、ファクス、または持参。Eメール(229─3104@city.tsu.lg.jp)でも可。先着40名。
問い合わせは津市防災室(☎津229・3104、ファクス津223・6247)へ。

高田本山専修寺前の通り

高田本山専修寺前の通り

高田本山専修寺前の通り

高田本山専修寺前の通り

偕楽霊園からは、まっすぐ三重県総合博物館の方へ行く。構想から開館まで実に30年近く。途中で建設が白紙撤回されたこともあるなど、〝紆余曲折〟という言葉がこれほど似合う来歴を持った建物は、県内にそうないはずだ。
向いには、三重県総合文化センター。こちらは開館から今年で21年。県文化会館は演劇や音楽など、地方都市では見る機会に恵まれない音楽や演劇など、質の高い自主公演を展開しており、県民の文化レベル向上に大きく寄与している。今後、博物館との相乗効果も期待され、ようやくこのエリアが本来あるべき姿に整備されたというところか。
その後は、県道10号を北進。一身田方面へと向かっていく。時間は11時過ぎ。澄み渡るような五月晴れ。絶好のサイクリング日和だがいつも後ろを走っていてくれていたM君がいないのは少しばかり寂しい。
一身田地区でも寺内町と呼ばれる辺りは、真宗高田派本山の専修寺を中心に四方環濠に囲まれた門前町。全国的に見ても非常に珍しく往時の雰囲気を残す町並みも残っている。普段は取材などで、車で来てばかりだが、のんびり自転車で走ると気軽に脇道に入れる。
そびえたつ大伽藍。御影堂は国の重要文化財で全国屈指の大きさを誇る木造建築物でもある。近年では、同じく重文である唐門前に惣菜レストランもできるなど、地域の若い世代が積極的にまちづくりに係わり地域活性化をめざしている。
これからの時代は私たちの世代が主役だが、宗教との係わり方を含め、様々な価値観が大きく変わろうとしている。
だが、この本山は500年以上昔に、栃木県からここに移され、その長い歴史の中で我々が想像しているよりも、はるかに多くの転機を乗り越えてきたはず。人々の信仰を背負いながら今ここに変わらぬ姿を残していることがどれだけ凄いことか。その重みを感じる。
科学の進歩によって、我々人類は『万物の霊長』を標榜し、地球上を我がもの顔で闊歩している。そんな現代だからこそ、絶対的な存在である神や仏に敬意を払い、もう一度己の振る舞いを見つめなおす時間が大切なのではないかと思うことがある。そんな信仰のありかたの中、寺院は限られた時間しか生きられない我々と、これから生まれくる子孫たちとをつなぐ懸け橋のような役割を担っていると思っている。
このような持論を私が展開すれば、筋金入りの無神論者のM君が必ず反論。白熱した議論が展開されたに違いない。(本紙報道部長・麻生純矢)

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