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2015年10月
9日、津まつりに出演した沖縄県宮古島出身で同県を拠点に活動する演歌歌手・宮京子さんが津市役所の前葉泰幸市長を訪問した。訪れたのは宮さんを始め、全国メジャーデビューシングル「恋のきらめき」=キングレコード=の作詞を担当した津市在住の作詞家・森本アキラさんや同曲の作曲を担当した作曲家・くにひろしさんや地元の支援者ら総勢6名。
一行を出迎えた前葉市長は「津まつりは、津八幡宮の祭礼より370年間受け継がれてきた伝統に、安濃津よさこいなどの新しいものを取り入れている」と津まつりを紹介した。
宮さんは津まつり会場で森本さんとくにさんが作詞作曲した藤原和歌子さんの「なぎさ港」をカバー。この曲はなぎさまちをモチーフにした歌で、高速船で津市に来た際の感想を「想像していた通りの景色が美しかった」と語っていた。
2015年10月22日 AM 4:55
▼第3回・四季彩展=28~11・1、NHK津ぎゃらり~
▼紫風書道教室作品展(児童・成人)=~30、安濃郵便局
▼半泥子廣永窯一門展=~27、ギャラリー仙鶴
▼傘寿記念・伊勢型紙展・三重の五拾三次=~30、津藤枝郵便局
2015年10月22日 AM 4:55
総合病院の廊下には人がいっぱいいた。午前の診療が始まってしばらくの頃で、私は検査を済ませて診療科に着いたところだった。病院には病気の人があふれている。
廊下の端にテーブルと椅子があり、後期高齢者と見える女性が一人座っていた。見るともなしに見ていると、女性はバッグから取り出した包みを開いた。コンビニサイズほどのノリを巻いたおにぎりが三個。女性はおにぎりを食べ始めた。
たぶん絶食して検査を受け、その後ようやくの朝食を摂っていると思われた。女性は小柄で痩せていて、おにぎり三個が食べられるかと気になった。
失礼ながらもちらちらと眺めていると、女性は勢いよくおにぎりを口に運び、気持ちよいほどにおにぎりが減っていく。お茶を飲んでおしまいになった時には、あっぱれと声をかけたくなった。
私も絶食して検査に臨んだのであったが、検査後にペットボトルの水を飲んだだけ。三食を大事にし、真剣に食べるべきだというのが持論であったのに、これではいけないと私は売店へ向かったのである。
考えるに、食べようとする意欲は生きる意欲である。人生に向き合う迫力を表す。あの女性はたぶんすぐに病院と縁が切れるだろう。そしてきっと元気に長生きするだろう。見習いたい姿勢だと思った。
(舞)
2015年10月22日 AM 4:55