今年は、肺や気管支などが弱りやすい年であることと天候不順の影響もあって、肺の中に芯熱がこもったりするので、咳が治りにくいようです。
本来、呼吸は鼻でするものですが、多くの人が口呼吸の習慣をつけてしまっています。
口呼吸をすると口内が乾燥して扁桃腺を含む扁桃域が乾燥し、免疫力が低下してしまいます。
また鼻で呼吸すると、鼻の奥にあるウィルスや細菌を検知するところからウィルスなどの情報が全身に伝わり、全身の細胞に外敵と戦う準備をさせます。一方、口呼吸ではウィルスなどの情報が伝わることなく外敵が入って来るので、免疫がうまく機能できず外敵に負けてしまうこともあるでしょう。そのため、風邪やインフルエンザなどの感染症に弱く治りづらくなると考えられます。
鼻呼吸と腹式呼吸が、非常に大切です。
腹式呼吸は、まずお腹を凹ましながら思いっ切り肺の空気を吐き出すことが重要です。深呼吸と間違って先に息を吸い込んでしまいがちですが、初めに空気を吐き切りましょう。そうすれば自然に空気を吸う事になります。この方がたくさん空気、酸素を取り込めて血液循環も良くなります。
呼吸だけで血行も良くなり、免疫力も高まり新陳代謝も促進します。健康のために正しい呼吸を身に着けてください。

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