飼育した辻原さんと優等一席を受賞した「やすにし号」

飼育した辻原さんと優等一席を受賞した「やすにし号」

松阪肉牛〝七保和牛〟の女王を決める『第11回大紀町七保肉牛共進会』が13日、同町野原のJA伊勢大宮支店野原肉牛集出荷所であった。主催=同町七保肉牛共進会。
同共進会は旧七保村、旧大宮町から数えて今年で61年目。今年は七保和牛部会の肥育農家15名が未経産牛60頭を出品した。
審査委員長の三宅健雄・県畜産研究所大家畜研究課主幹研究員らによる厳正な審査の結果、最高賞の優等賞一席には、辻原浩哉さん肥育の「やすにし」号670㎏が輝いた。辻原さんの最高賞受賞は初めて。
辻原さんは、「父親から農家を引き継いで、今回初めて一席をとることができた。本当に感無量です。この牛は会場に持ってくるまで自信があったが、他の出場牛を見てからは、正直、〝負けた〟と思っていただけにラッキーだった。夏場の暑い時期にいかにしてエサを食べさすか、体調管理に気を遣った」と笑顔で喜んでいた。
審査委員長の三宅主幹研究員は「、体の幅が前から後ろまで広く、深み(体の高さ)もあってボリュームを感じられる。体重が重いが、体高も抑えられて松阪牛らしい仕上がりになっている」と評価のポイントを解説した。
今年も出品された牛を全頭購入した津市北丸之内の精肉店、朝日屋の香田佳永社長(54)は、「例年と同じく粒ぞろいだった。飼育農家もこの大会(共進会)をたいへん楽しみにしている。これからも安心・安全な松阪肉をお客様に届けたい。お正月の料理としてすき焼きにして楽しんで食べて頂けたら」と、今年の一席の牛を見ながら、出来栄えを語った。
なお、この60頭は、12月17日から朝日屋で開催される「名牛まつり」で販売される。