小川委員長(右)から山口副理事長に目録を贈呈

小川委員長(右)から山口副理事長に目録を贈呈

6日、松阪市嬉野島田町の西日本セブンスリーゴルフクラブで、チャリティーゴルフコンペがあった。
主催=三重ボランティア基金実行委員会。
このコンペは、ボランティア団体の助成などを行う同基金の事業を推進するための寄付を目的に、毎年2回開催されているもの。
今回で28回目で、県内外から131名が参加。一人2千円の参加費の一部と、チャリティーホールでワンオンできなかった場合の募金1回500円などを合わせ、浄財36万5500円が集まった。
プレー終了後の表彰式で、同実行委員会の小川益司委員長が「多くの方にご参加頂き感謝します。ボランティア活動は地域福祉の推進に欠かせないものであり、今後も応援していきたい」と挨拶し、同基金の山口和夫副理事長に寄付金の目録を贈呈。
山口副理事長は厚く謝辞を述べ「益金は、ボランティア活動の支援や、災害時に必要な資器材の整備に活用します」と話した。
その後、優勝した津市の渡辺定さんらが表彰された。

最優秀賞に輝いた藤井悠汰さん

最優秀賞に輝いた藤井悠汰さん

津市大谷町にある学校法人大川学園・三重調理専門学校2年生の藤井悠汰さん(19、伊勢市)が、先月31日に名古屋市で開催された『第31回調理技術コンクール全国大会東海北陸地区大会』=全国調理師養成施設協会主催=の日本料理部門に出場。同部門の参加者38名中、見事、最優秀賞に輝き、来年2月に東京で開かれる本選出場を決めた。
同コンクールは、調理の専門学校生や高校生などが日本・西洋・中国料理の何れかの部門で競うもの。
藤井さんは、9月中旬から予選に向けて本格的に練習。例えば、当初は予選の課題「里芋の六方むき」が上手くできなかったが、教員からのアドバイスにより白紙に六角形を書くイメージトレーニングをするなど努力を重ねた。また予選に参加した同校のほかの学生達と切磋琢磨し、技術や精神面も鍛えた。
その成果が実り、予選では本領を発揮し、衛生面も評価され最優秀賞を受賞。藤井さんは「予選では緊張したけど落ち着いてはいました。『練習した』と自分に言い聞かせ、ベストを尽くせた。本選では入賞を目指します」と話している。
なお同校からは学生8名が同予選に出場し、藤井さんを含め4名が本選への切符を手にした。

飼育した辻原さんと優等一席を受賞した「やすにし号」

飼育した辻原さんと優等一席を受賞した「やすにし号」

松阪肉牛〝七保和牛〟の女王を決める『第11回大紀町七保肉牛共進会』が13日、同町野原のJA伊勢大宮支店野原肉牛集出荷所であった。主催=同町七保肉牛共進会。
同共進会は旧七保村、旧大宮町から数えて今年で61年目。今年は七保和牛部会の肥育農家15名が未経産牛60頭を出品した。
審査委員長の三宅健雄・県畜産研究所大家畜研究課主幹研究員らによる厳正な審査の結果、最高賞の優等賞一席には、辻原浩哉さん肥育の「やすにし」号670㎏が輝いた。辻原さんの最高賞受賞は初めて。
辻原さんは、「父親から農家を引き継いで、今回初めて一席をとることができた。本当に感無量です。この牛は会場に持ってくるまで自信があったが、他の出場牛を見てからは、正直、〝負けた〟と思っていただけにラッキーだった。夏場の暑い時期にいかにしてエサを食べさすか、体調管理に気を遣った」と笑顔で喜んでいた。
審査委員長の三宅主幹研究員は「、体の幅が前から後ろまで広く、深み(体の高さ)もあってボリュームを感じられる。体重が重いが、体高も抑えられて松阪牛らしい仕上がりになっている」と評価のポイントを解説した。
今年も出品された牛を全頭購入した津市北丸之内の精肉店、朝日屋の香田佳永社長(54)は、「例年と同じく粒ぞろいだった。飼育農家もこの大会(共進会)をたいへん楽しみにしている。これからも安心・安全な松阪肉をお客様に届けたい。お正月の料理としてすき焼きにして楽しんで食べて頂けたら」と、今年の一席の牛を見ながら、出来栄えを語った。
なお、この60頭は、12月17日から朝日屋で開催される「名牛まつり」で販売される。

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