2015年11月

問題にとりくむ受験者たち

問題にとりくむ受験者たち

津市の歴史・民俗から産業・食まで幅広い分野の知識を問う『第4回津ふるさと学検定』が10月25日、津商工会議所を会場に行われた。主催=一般社団法人津市観光協会、津市観光ボランティアガイド・ネットワーク協議会(略称ガイドネット)。共催=津商工会議所・津市商工会・津北商工会。後援=津市。
問題はガイドネットが作成した改訂版テキストブック(500円)掲載の4択式1280問から○×式にアレンジした120問。80点以上が合格。99点までが初級、100点~109点が中級、110点~120点が上級の認定をもらえるという形式。
今年の受検申込者は52名で当日欠席5名、受検者47名。最年少10歳から最高齢79歳。遠くは石川県からの受検者もあった。
最高点は120問中114問を正解した津市観光協会の事務局次長・川村暁洋さん(49)=下に関連記事=。上級合格は川村さんを含めてわずか2名。中級14名、初級19名。合格率は57%だった。
試験後、成績に関係なく全員参加できるお楽しみ抽選会では市内11事業者が協賛した特産品を用意。1点ずつ詳しく紹介され、全員にもれなくプレゼントされた。注目の榊原温泉ペア1泊ご招待は、受検者全員でジャンケンをして決定。白熱した戦いを繰り広げ、当選者が決まるまで盛り上がっていた。
第5回検定は来年10月末頃に実施する予定。現地説明会も同5月下旬から14回にわたり市内各地で実施する予定。
問い合わせ☎059・246・9020へ。

今日オープンする「松重」の店舗

今日オープンする「松重」の店舗

年末恒例となった松阪牛のチャンピオンを決める「松阪肉牛共進会」で最高賞の優秀賞1席の牛を毎年競り落とすことで全国的に名が知られている津市北丸之内の精肉店「朝日屋」(香田佳永社長)が今日5日、津駅前で松阪牛と鶏肉を使った料理を提供する飲食店をオープンさせる。飲食店を直営するのは1958年の創業以来初めて。
場所は、津駅北隣のアスト津向かい側に、三交不動産㈱(森口文生・取締役社長、本社・津市丸之内)のグループ会社である㈱三交インが事業展開している、ビジネスホテルを核テナントとした複合商業ビル「三交イン津駅前」(同日オープン)の1階と2階。1階に松阪牛のすき焼きやしゃぶしゃぶなどを提供する「松重」、2階は鳥取県産の大山どりなどを使った「鳥さわ」が入居する。
朝日屋は創業以来、津市北丸之内にある本店のみで精肉販売を続けてきたが、今年5月に高級住宅地の東京都港区白金台に開業した「プラチナ ドン・キホーテ白金台店」内に初めて店を出した。今回は、三交不動産側の要請を受けて出店を決めた。

認定証を手にする川村さん

認定証を手にする川村さん

(一社)津市観光協会の事務局次長・川村暁洋さん(49)が、10月25日に行われた「第4回津ふるさと学検定」を受けて見事、受検者全47名中、最高得点の114点を獲得し上級に認定された。
川村さんは津市東丸之内出身、同市一身田在住で、一昨年12月から同協会で勤務している。
同検定を初めて受けたのは一昨年10月。本屋でテキストを見て検定のことを知ったのがきっかけだったそう。その回は104点を取り、中級と認められた。
続いて昨年は得点が109点で、上級に認定される110点にわずか1点及ばなかった。このとき悔しい思いをしたこともあり今年は勉強時間を増やし挑戦したところ、ついに上級という目標を達成。更に得点で全47名中、1位に輝いた。
同検定は合併で広くなった津市の全域に関し幅広い分野から出題されるため、地元出身で元々歴史好きの川村さんにとっても簡単ではないが、とても魅力的だそう。
川村さんは上級認定や1位を喜ぶとともに、同検定の魅力などを「テキストでは、複数の地域の繋がりなどを学ぶことができます。
また(検定の勉強をサポートする)現地説明会に参加し実際に見たり聞くことにより、肌で感じられることもありました。ほかの参加者と交流して皆で試験に向けて頑張りました。
今後も沢山の方に受検して頂きたい」と話した。

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