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2日、津市丸之内の高山神社で『伊勢の津七福神』開創3周年記念法会が盛大に執り行われた。
伊勢の津七福神は、津市内の霊験あらたかな7寺社が宗教・宗派の垣根を超えて連携した霊場めぐり。延命長寿の寿老神霊場・高山神社、技芸上達の弁才天霊場・円光寺=津市河芸町上野=、五穀豊穣の大黒天霊場・四天王寺=津市栄町=、必勝祈願の毘沙門天霊場・津観音=津市大門=、無病息災の福禄寿霊場・結城神社=津市藤方=、商売繁盛の恵比須天霊場・初馬寺=津市栄町=、子孫繁栄の布袋尊霊場・榊原地蔵寺=津市榊原町=の7寺社を、それぞれ七福神の一柱に見立てている。
霊場をめぐる過程で、津市の歴史・文化にを学べる新たな観光資源としても注目されており、専用の色紙に各寺社で捺してもらえる朱印を全て集めた満願成就を迎えた参拝者が2000名を超えている。
社殿で執り行われた法会には、市内だけでなく遠くは静岡県沼津市から集まった参拝者200名が参加。同神社の多田久美子宮司を始め、7寺社の代表者らが般若心経を読み上げたり、祝詞を奏上。参拝者たちの書いた願い事を一つひとつ読み上げながら、神仏習合の七福神スタイルでその成就を願った。
更に、勢州津高虎隊による迫力満点の寸劇で盛り上がり、参拝者たちには弁当と共に、七種類の具材を入れた温かい七福神汁がふるまわれた。
霊場会の会長を務める四天王寺の東堂・倉島昌行さんは「ここまでこられたのも皆さんのおかげ」と話していた。
2015年12月10日 AM 4:58