厚生労働省による「2012年国民健康・栄養調査結果」の推計で、糖尿病が強く疑われる成人男女は約950万人に上ります。
糖尿病は、初期は合併症も表面化しないことがあり、苦痛がなく密かに進行してきます。危機感がないので漫然と時が過ぎ、合併症が表面化する時には相当ひどくなり、現代医学的にはかなり治しづらくなっています。
その合併症で有名なものは、①目の病気(糖尿病性網膜症)②腎臓の病気(糖尿病性腎症)③末梢神経の病気(糖尿病性神経障害)です。
①の網膜症は失明の危険性があります。②の腎症は腎臓の働きが低下して、透析を受けないと生きていけなくなります。
③の神経障害のためにしびれ感が出て痛みを感じないので、どんどん悪化して足が腐り切断しなければならなくなると言う怖い状態にもなります。
かなりひどい状況にならないと気づかず、気づいた時には手遅れという怖い病気だと言う認識を持って頂くことが大切です。
糖尿病予備軍の人は、早めにご相談頂ければ健康体になる事が可能だと思います。糖尿病になってしまった方でも病院の薬を飲みながら、ご指導させて頂いています。