津商工会議所・社会文化部会(原田陽介・部会長)は4日~5日にかけて、富山市を訪れ、中心市街地の活性化策で成果を上げる「㈱まちづくりとやま」の取り組みを視察した。
富山市は、富山県のほぼ中央から南東部分までを占め、面積1241平方㌔メートル、人口約42万人。北は豊富な魚介類を育む富山湾、東には雄大な立山連峰、西には丘陵・山村地帯が連なり、南は豊かな田園風景や森林が広がる。
市内には神通川や常願寺川など大小の河川が流れ、古くから川で結ばれた文化圏を形成。海の幸に恵まれた富山湾から登山家を魅了する3000m級の山々までが織りなす自然の姿は世界第一級の景観をなす。
しかし、全国の例に漏れず、中心市街地の繁華街にある2つの商店街(総曲輪商店街・中央通商店街)は、近隣にできた集客力の高い大型商業施設への客の流れが止まらず、衰退している。
そこで、富山市は平成11年に策定した「富山市中心市街地活性化基本計画」に基づき、平成12年7月に富山市(出資率50%)をはじめ、富山市商工会議所、商店街組合や商業者らでまちづくり会社、第3セクターTMO「㈱まちづくりとやま」を設立。その後、富山市は全国に先駆けて新たな中心市街地活性化基本計画を策定。同社は平成19年2月に国の第1号認定を受け、公共交通機関を軸にした賑わい創出に取り組んできた。
具体的には、カラフルで形状もバラエティ豊かな車両を揃えた路面電車の「富山ライトレール」やコミュニティバスの「まいどはや」を走らせて利用者の利便性向上と回遊性を持たせたり、集客施設として、都心部で市内全域の地元農林水産物を直売する「地場もん屋総本店」の開設。さらに商店街をオフセット(後退)して確保した広大なスペースにまちなか広場の「グランドプラザ」や、映画館・貸ホールを完備する「フォルツァ総曲輪」の運営、学生向け施設の開設など、ハード、ソフト面で多彩な〝仕掛け〟を行い、通行人数や居住者数、公共交通機関の利用者数の増加を実現した。
参加者らは、担当者からこれらの説明を受けながら現地を視察し、津市の活性化へのヒントを探した。
2015年12月17日 AM 4:55
津市安東町の古民家コミュニティー「ゆずり葉」で、24日までの10時~17時、トールペイント教室『オリーブポット』=同市長岡町、講師・服部泰子さん=の作品展が開催中。月・金休館。
同教室は2006年にオープン。現在、生徒は月1~2回、教室に通っている。教室の単独での作品展は今回が初めてで、テーマは「四季を楽しんで」。11名が、クリスマスをメインに四季にちなんだ作品計約80点を出品した。木にアクリルペイントを施した作品が多く、人物の表情や陰影などが、丁寧に、美しく描かれている。
「でき上がって、家に飾ったときが嬉しい。今展のテーマには、作った本人が楽しみ、来て頂いた方にも楽しんでもらうという意味があります」と服部さん。
問い合わせはゆずり葉☎津227・3523へ。
2015年12月17日 AM 4:55
人が健康で長生きできる環境を整えるためのサービスをトータルで仲介・斡旋する新企業として今年3月に設立された㈱Ship(シップ)=津市広明町、井ノ口輔胖社長=が9日、ホテルグリーンパーク津で、三重県立看護大学名誉教授の村本淳子氏を講師に招き、「第3回シップサロン」を開いた。 同社の会員ら向けに1月に1回ペースで開催しているもので、毎回、幅広い分野から専門家を招き、知識を深めている。 村本氏は聖路加看護大学(現在の聖路加国際大学)を卒業後、NTT東日本関東病院で助産師として勤務。平成10年から三重県立看護大学に母性看護学教授として就任。同19年から同大学学長、同21年から理事長を兼務、同27年3月に任期満了で退職し現職に就く。 当日は「看護の源泉をたずね、看護職を知る~看護職をもっと活用しよう~」をテーマに講演。 「看護は『母親という母性』があった時からすでに存在していた。2500年前のギリシャ時代、ローマ時代の看護は、身内の者、同国の者に限られていたが、中世ヨーロッパ、キリスト教世界の看護(紀元500年~1500年)で現在のように見知らぬ人にまで援助の手を差し伸べる『愛の技』として定着し、キリスト教の教えとが一緒になり、修道院を中心に人々の中に広がっていく」と看護の歴史を解説。 また、看護学による病気のとらえ方は『病気とは回復過程である』とし、「回復に相応しい環境を整える事が看護の目的であり、病む人間の自力での回復を援助すること」と説明。手術後のケアでその後の回復に大きく差が出ることから、「医学と看護学は同時に発展していかなくてはいけない」と述べた。
2015年12月17日 AM 4:55