福祉タクシーで各所を飛び回る大森さん

福祉タクシーで各所を飛び回る大森さん

大森妙子さんは11月に60歳になる年女。現在、1歳年下のご主人の大森成人さんと日本福祉タクシー協会会員の「はあと福祉タクシー」を運営している。
大森夫妻は、元地方新聞社の記者で、社内恋愛で結婚した。平成23年3月に、それまでの仕事をやめて成人さんが「はあと福祉タクシー」を開業。年々増加する需要に応えるため、妙子さんも3年前に2種免許を取得。福祉タクシー仕様の車両を1台増車し2台体制に強化。更に津市消防本部から患者等搬送事業認定を受け「民間救急」も始めた。
主な仕事は病院への通院、転院だが、最近は観光目的の利用も多く、湯の山の紅葉を観に日帰りで車両を走らすこともあるとか。
ポリシーは「おもてなしの精神」。福祉タクシーを利用する人が心安らぐひとときを過ごせるよう、安全運転はもちろん、利用者さんの置かれている立場を我が身に置き換えながら会話や雰囲気づくりに留意する。時には意外な仕事も突然入るとか。
例えば一昨年、作家・桐島洋子さんの元夫で美術鑑定家の故・勝見洋一氏が一時的な療養のために入院していた津市内の病院から横浜へ転院するため、夜通し高速を走らせたことも。
「利用者様から頂く『ありがとう』の一言が何よりのやりがいになります」と話す妙子さん、これからも成人さんと二人三脚で「はあと福祉タクシー」で高齢化社会で高まるニーズに応えていくことだろう。