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5日、津市大門の津市センターパレスホールで津商工会議所主催の『平成28年・第30回年賀会』が開かれ、地元政財界から約460名が出席した。
今年も津商工会議所青年部元気玉太鼓による迫力満点の演奏で開幕。年頭の挨拶で岡本直之会頭は「昨年は国内的にも国際的にも政治・経済・社会のあらゆる面において不安、不信、不確実、不確定な一年だったと思う」と振り返り、中国経済の減速やアメリカの利上げ、フランスのテロ事件など国際的な問題と、国内では大企業による不正会計や、東京オリンピックをめぐる一連の問題など、それらを象徴する出来事を挙げた。その上で「今年の目玉はなんといっても伊勢志摩サミット。無事に完遂でき、歴史に残るサミットになるよう皆で支えていかなければならない。それぞれの分野の人たちが一隅を照らすという気持ちでやれば十分できるものと思う。サミットの経済効果を一過性に終わらせることなく、次の遷宮まで維持できるように知恵と工夫を凝らさなければならない。幸いにして本来は申年。申は稲妻の象形文字でにんべんを付けると伸びるという言葉にもなるように成長という意味がある。サミットを契機に日本経済がかつての成長軌道を取り戻し、本年が地方再生のスタートになるようにしたい」と期待を込めながら語った。
続いて、前葉泰幸市長が「おかげさまで津市も今年の1月1日に10歳の誕生日を迎えることができた。今後10年をどのようにしていくか。次の世代にしっかりとこのまちを引き継いでいくために何をすべきなのかを考えて市政を進めていきたい。例えば、大谷踏切の拡幅や、津興橋の付け替えにしても、今は大丈夫かもしれないが、このまま次の世代に委ねて良いのかという思いがあった。また、学校のエアコンにしてもそう。学力向上を目標にしても、子供たちが快適に勉強できる環境を整えなければいけない。もちろん、どの事業にも多額の予算が必要なので、健全財政に責任を持ちながら進めていきたい」と抱負を語った。
続いて出席者代表による鏡開きで景気付けした後、田矢修介津市議会議長の音頭で乾杯し、賀詞交歓会がスタート。あちらこちらで観歓談の輪ができるなど、参加者達が交流を深めた。
2016年1月14日 AM 4:56