フィナーレは出演者と会場が一丸となった「津音頭」

フィナーレは出演者と会場が一丸となった「津音頭」

1月30日、津城復元の会(西田久光会長)が津リージョンプラザお城ホールで「津城復元資金造成ライブⅡ」を開いた。後援=津市、(一社)津市観光協会。
津城復元運動の市民へのアピールと資金造成を兼ねたイベント。和太鼓奏者で津・高虎太鼓の水谷忍さんに、西田会長が協力を要請して昨年より実施しているもの。今年は昨年以上に内容を充実させた。
第1部「お城づくし」では、全国各地の城を題材にした様々なジャンルの名曲を披露。最初は一絃琴の名手・荒井眞道さん(津市分部本願寺住職)率いる清壽会が津市ゆかりの作曲家の弘田龍太郎が作曲した歌曲「小諸のほとり」などを演奏。荒井さんが弦をつまびくと瞬く間に、観客たちは幽玄の世界へ…。他の一弦琴や尺八、太鼓、歌声との調和で、人々を魅了した。 続いて、詩吟の津岳風会も漢学者・齋藤拙堂の「早に津城を発す」などで朗々とした声を響かせた。更に下田佳代子さん、川口万由美さん、伊藤昌子さんが往年のヒット曲「青葉城恋歌」を、歌手の鳳城朋美さんも三橋美智也の「古城」を情感たっぷりに歌い上げた。
第2部「一打伝心Ⅱ」には、津・高虎太鼓(トップメンバーチーム)、美里龍神太鼓、津商工会議所青年部元気玉太鼓の地元和太鼓3チームが出演。3チーム合同による「道を行く人」を皮切りに各チームが順番に演奏。全8曲で会場を沸かせた。フィナーレは、会場が一丸となった「津音頭」で締めくくっていた。
収益金と会場での募金を合わせた浄財は8日、津市のふるさと津かがやき寄附」の使途項目『津城跡の整備』に寄附する。