メンバーの指導のもと、龍笛の音を鳴らすことに挑戦する児童

メンバーの指導のもと、龍笛の音を鳴らすことに挑戦する児童

4日、津市江戸橋の市立北立誠小学校=伊藤直人校長=で、津市を中心に活動する雅楽倶楽部「雅」=黒部亮平代表=を招いて『雅楽鑑賞会』が行われた。対象は5・6年生118人。
雅楽は約1300年の歴史を持つ日本の伝統音楽。同倶楽部は2004年、津市の神戸乃神社で奉仕する伶人(雅楽を奏する人)数人を中心に、演奏技術の向上と、地域の活性化・交流への貢献を目的に14名で発足した。現在ではメンバーも20数名に増え、寺社やイベント、施設、学校でも演奏を行っている。
同小での鑑賞会は毎年恒例で、今回で4年目。児童達に、小学校の音楽で学習する雅楽の文化を肌で感じてもらうことなどが目的。
同倶楽部のメンバー7名が、結婚式のBGMによく使われる曲「越殿楽」などを演奏し、児童達は「笙」をはじめとする楽器が奏でる美しい音色に聴き入っていた。また児童達が、雅楽で使われる管楽器の「龍笛」などを吹く体験学習に挑戦。メンバーから「ストローに息を入れる感じで」などとアドバイスを受けながら何度も息を吹き込み、ついに綺麗な音が出ると「やったー!」と大喜びしていた。