津市白山町・美杉町などで活動しているジャズビックバンド『Jazz Band HAKUSAN』のバンドマスター・伊東達也さん(28、富山県出身)と、コンサートミストレス・美佳さん(29、白山町出身)夫婦を紹介。同バンドは名松線を盛り上げようと、同線関連の様々なイベントに出演している。

伊東達也さん(右)と美佳さん夫婦

伊東達也さん(右)と美佳さん夫婦

演奏で名松線を応援する「Jazz Band HAKUSAN」(2014年に開催された「伊勢本街道奥津宿の陣」で)

演奏で名松線を応援する「Jazz Band HAKUSAN」(2014年に開催された「伊勢本街道奥津宿の陣」で)

──同バンドを設立した経緯や、名松線を盛り上げるための演奏活動について教えて下さい。
達也さん 私達は2人とも大学生の時、ジャズバンドの活動を通じ名古屋で知り合い、2011年に結婚。その後、妻の地元・白山町に戻り、14年3月に2人でバンドを立ち上げました。現在のメンバーは小学4年生~60代の57人です。
美佳さん 私は昔、よく、祖母と名松線に乗り、美杉の親戚に会いに行っていました。大学在学中に、名松線が台風の被害を受け、一部区間で鉄道の復旧が危ぶまれていると聞き、ずっと「将来、白山町に帰ったら名松線のために音楽で何かしたい」と思っていたんです。
バンド結成後、市民活動団体「名松線を元気にする会」のことを知り、何か協力できればと入会。バンドにとって初の演奏を、14年9月に同団体が催した「鉄道まつりin美杉」で行いました。
──演奏活動の感想はいかがですか?
達也さん 美杉は優しい人が多いんですよね。僕は富山県の賑やかな街の出身で、田舎に住んだのは白山が初めてなんですが、白山も居心地が良くて楽しいですし、美杉はまた別世界というか、そこで演奏すると開放感があります。
美佳さん バンド立ち上げの時に売りの一つだったんですが、「田舎なのに、ジャズがある」というのはギャップがあって面白いかなと。実際、観客へのアンケートでも「生演奏を聴く機会がなかったから嬉しい」などの回答が多いんです。白山・美杉地域は年配の方、つまりジャズが流行した時代に聴いていた世代の方が多いので、そういう方々に喜んでもらえるのが嬉しいです。
──今後の抱負を聞かせて下さい。
美佳さん 同団体の運営会員は鉄道ファンの方が多いんですが、私達は音楽という別のアプローチをするので、それを良いように活用してもらい、今まで鉄道に興味がなかった人にも名松線を知ってもらう材料になれば。鉄道ファンも大事ですが、それ以外の人にも新規に名松線のファンになってもらいたいです。
達也さん そのために、名松線関連のイベントがあるごとに演奏で盛り上げることができたらと思います。3月26日に同線の伊勢奥津駅周辺で行われる全線復旧記念イベントにも出演するので、現在、「銀河鉄道999」を皆で練習中です。