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二月も終わりに近づいて、庭の草が気になってきた。元気なのがハコベ。太陽の光を受けようと緑の葉を広げている。おひたしやナムルにしたら美味しい野草だと聞いているが、食べるにはまず引かなくては。
家の影になる北側にも目をやると、こちらにはハコベはなく、いくぶん黄色くなった苔が土を覆っている。
夏にゼニゴケが生えていた場所はと見ると、茶色い。てらてらと青光りして旺盛に繁殖していたゼニゴケが枯れかかっているようだ。
確かゼニゴケは、寒さにも強いはず。去年、ゼニゴケの駆除方法を調べたら、繁殖力が強くて駆除が厄介だと書いてあった。葉で空気中の水分を吸収しているので、湿気があれば増える。
そのゼニゴケが弱っているなら、この機に乗じてやっつけてしまおう。茶色くなった葉状体を土ごとベロリと剥がしていく。他のきれいな苔と混じっている場所では、もったいないけれどきれいな苔も一緒に剥がす。
土が露わになって寒々しいが、仕方がない。ゼニゴケ駆除が優先だ。こうしておいても夏になれば、たぶんまた復活するだろう。ゼニゴケだから。
春になったら、きれいな苔を移植してみよう。梅雨の頃には増えて、ゼニゴケに負けずに土を覆ってくれるだろうか。家の北側の小さな場所を、いつの日か憧れの苔庭にしてみたい。(舞)
2016年2月25日 AM 4:55