こどもたちによる陶芸作品

こどもたちによる陶芸作品

19日~21日、三重県総合文化センター中会議室で、児童自立施設・三重県立国児学園主催の「第24回国児学園の子どもたち展」が開催された。
同学園は、社会的な理由や、学校や家庭環境など様々な理由で生活指導を必要とする子供たちが入所している施設。現在は小学5年生~3年生27名が入所している。この作品展は、年に1回行われており、子供たちが授業や寮生活の合間の自由時間に制作した陶芸・切り絵・手芸・工作などの作品を展示した。
会場には、子供たちが一人ひとりが心を込めてつくりあげた290点にも及ぶ作品を展示。特に目を引いたのは学園内にある手づくりの薪窯で焼き上げた陶芸作品たち。茶碗など基本的なものから映画のキャラクターを模したものまで多種多様。作品まで子供たちの個性があふれる作品を展示。第10回市展で岡田文化財団賞に輝いた「ゆかいな仲間たち」は多数の人形が見せる姿や表情で来場者を楽しませていた。
そのほか、学園内の風景を描いたちぎり絵など思い思いの作品が会場を彩り、子供たちのみずみずしい感性と、寮での生活が垣間見える作品展となっていた。