二月も終わりに近づいて、庭の草が気になってきた。元気なのがハコベ。太陽の光を受けようと緑の葉を広げている。おひたしやナムルにしたら美味しい野草だと聞いているが、食べるにはまず引かなくては。
家の影になる北側にも目をやると、こちらにはハコベはなく、いくぶん黄色くなった苔が土を覆っている。
夏にゼニゴケが生えていた場所はと見ると、茶色い。てらてらと青光りして旺盛に繁殖していたゼニゴケが枯れかかっているようだ。
確かゼニゴケは、寒さにも強いはず。去年、ゼニゴケの駆除方法を調べたら、繁殖力が強くて駆除が厄介だと書いてあった。葉で空気中の水分を吸収しているので、湿気があれば増える。
そのゼニゴケが弱っているなら、この機に乗じてやっつけてしまおう。茶色くなった葉状体を土ごとベロリと剥がしていく。他のきれいな苔と混じっている場所では、もったいないけれどきれいな苔も一緒に剥がす。
土が露わになって寒々しいが、仕方がない。ゼニゴケ駆除が優先だ。こうしておいても夏になれば、たぶんまた復活するだろう。ゼニゴケだから。
春になったら、きれいな苔を移植してみよう。梅雨の頃には増えて、ゼニゴケに負けずに土を覆ってくれるだろうか。家の北側の小さな場所を、いつの日か憧れの苔庭にしてみたい。(舞)

津ぎょうざ入りの『あのうダムカレー』

津ぎょうざ入りの『あのうダムカレー』

津市芸濃町河内、安濃ダムのダム湖・錫杖湖のほとりにある「錫杖湖水荘」=運営・津市=内の「レストラン湖水」のメニューに今月、ご当地ダムカレー『あのうダムカレー』が新登場した。
「ダムカレー」は、ダムやその貯水湖をモチーフにしたカレーライスのこと。全国各地でご当地ダムカレーが提供されており、マニアの間で評判となっているが、三重県内では珍しいという。
同レストランには、以前から「平家御前」「錫杖うどん」などのご当地メニューがある。
そして、今回、津市芸濃総合支所地域振興課の職員が、新規の客がレストランへ来てもらうきっかけになればと、「あのうダムカレー」を新たに作ることを提案。レストランの調理員と相談し、メニューとして完成した。
ライスとカレールーが、安濃ダムと錫杖湖をイメージして盛り付けられていることなどが特徴で、価格は単品650円。このほか、芸濃町のズイキなどを使った津ぎょうざ入り、またはカツ入りもある(各800円)。全てサラダ付き。価格は何れも税込み。
同課職員は「このレストランのご当地メニューの一つとして作りました。観光で、津市以外から来られる方にも食べて頂ければ」と話している。問い合わせは錫杖湖水荘☎津265・2019へ。

こどもたちによる陶芸作品

こどもたちによる陶芸作品

19日~21日、三重県総合文化センター中会議室で、児童自立施設・三重県立国児学園主催の「第24回国児学園の子どもたち展」が開催された。
同学園は、社会的な理由や、学校や家庭環境など様々な理由で生活指導を必要とする子供たちが入所している施設。現在は小学5年生~3年生27名が入所している。この作品展は、年に1回行われており、子供たちが授業や寮生活の合間の自由時間に制作した陶芸・切り絵・手芸・工作などの作品を展示した。
会場には、子供たちが一人ひとりが心を込めてつくりあげた290点にも及ぶ作品を展示。特に目を引いたのは学園内にある手づくりの薪窯で焼き上げた陶芸作品たち。茶碗など基本的なものから映画のキャラクターを模したものまで多種多様。作品まで子供たちの個性があふれる作品を展示。第10回市展で岡田文化財団賞に輝いた「ゆかいな仲間たち」は多数の人形が見せる姿や表情で来場者を楽しませていた。
そのほか、学園内の風景を描いたちぎり絵など思い思いの作品が会場を彩り、子供たちのみずみずしい感性と、寮での生活が垣間見える作品展となっていた。

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