2016年2月

商売をしているわけでもないけれど、おちょぼさんへ行ってきた。長良川の西、海津市にあるこの神社は、伏見稲荷、豊川稲荷とともに日本三大稲荷とされる商売繁盛の神様である。
岐阜や愛知のみならず、この辺りにも信心している人が多いらしく、毎月末に参るという話も聞く。商売繁盛の他に、家内安全、縁結びなどのご利益もあるそうだ。
おちょぼさんの楽しいところは、門前に並ぶ店のにぎやかさである。串カツやどて焼き、川魚や漬けもの、草餅やみたらし。立ったまま串を頬張る人の山に、つい足を止めてしまう。
また、アクセサリーやバッグ、衣料品に加え、ダンスやカラオケ衣装などの店が並んでいて、見ているだけでも楽しくなる。少し派手なもの、お値打ち品も多い。
赤い鳥居をくぐって手を清めた後、油揚げとローソクを買い求める。両方で五十円。ローソクを立ててから、社殿に向かい油揚げとお賽銭をお供えするのが作法である。
社殿の前には人の列ができていた。誰もが熱心に祈っている。帰りにはお下がりの箱を覗いてみる。運がよければ、油揚げをもらって帰れることもある。
いつ行ってもお祭りみたいに人が多い。参道を戻りつつ、大盛りの野菜と漬けものを買った。ついつい買いすぎる。商売繁盛のご利益は、まず門前の店が授かるようだ。
(舞)

▼友美会 油彩グループ展=~26、百五銀行本店
▼ドーナツでメモスタンド(工作教室)=20・21、MAPみえこどもの城
▼真弓俊郎個展=~21、三重画廊
▼第18回嬉野おどろまいかコンテスト=21、嬉野ふるさと会館
▼津フィットネス・コンテスト=20、県総文小ホール
▼津人教一志支部全体研修会(人権フェスティバル)=20、一志農村環境改善センター
▼皇學館大学教育学部卒業記念ミュージカル=19~20、県総文中ホール
▼ファイナルコンサート=26、お城ホール

めせき織を使った雪駄(男性用)

めせき織を使った雪駄(男性用)

津市丸之内の『大谷はきもの店』の看板商品「足やすめ安濃津ばき」が全国から人気を集めている。
創業120年以上の同店が消えつつある日本の履物文化を現代に伝えるために開発。表台には肌ざわりが心地良い本畳を使い、鼻緒には地元の特産品である伊勢木綿と松阪木綿を使用している。昔ながらの雪駄は靴底が革で現代の道路事情においては滑り易いため、靴底に合成ゴムを使うなど一度履いたら止められない絶妙な履き心地と使い勝手の良さを実現している。
発売以降、徐々に知名度を上げており、今では全国の百貨店で開催されている物産展でも大好評。期間中に100足以上売り上げる人気商品にまで成長している。商品バリエーションも子供用から女性・男性用。靴底を変えた室内専用の商品まで開発し、多彩なニーズにも対応している。
2月からは、県が行っているインターネット通販サイトで県内の魅力ある商品を三割引きで販売する「三重ふるさと名物市場」(日経BPセレクション内)でも高級感あるめせき織を使った男性用の雪駄・通常4300円を3010円で販売しており好評を得ている。期間は今月末まで。
そのほかの商品も「リージョネット三重」や仙台放送の「オンラインガレリア」からも購入可能。
問い合わせは同店☎059・228・2398へ。

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