商店街を行列してお披露目した後、津観音本堂前に到着した谷水良輔さん・唯さん

商店街を行列してお披露目した後、津観音本堂前に到着した谷水良輔さん・唯さん

津観音とだいたて商店街で今日3日まで開催されている「津・大門のおひなさん」(主催=津観音・だいたて街の会。後援=津市、三重県、津商工会議所)のメインイベントとして、2月27日、束帯と十二単、おすべからしの古式ゆかしいお雛様姿での結婚式が挙行された。協力=すぎしん衣裳店、着付け=長谷川見知子さん。
新郎は志摩市出身の谷水良輔さん(25)、新婦は伊勢市出身の唯さん(24)。2人は昨年11月に入籍し、愛知県豊田市在住。
白銀屋呉服店から出発した2人と親族、僧侶らは、真っ赤な毛氈の敷かれた商店街を、観音さんまでゆっくり行列してお披露目。
沿道に集まった多くの人々が笑顔で祝福した。また美しい新婦の姿に、「綺麗だね」と見入っていた。
その後、本堂内で津観音大宝院第27代住職の岩鶴密雄氏が司婚者となり、仏前結婚式が厳かに執り行われた。読経や、念珠の交換のあと、2人が誓いの言葉を述べて夫婦の契りを交わした。
式を終えて、良輔さんは
「式のことは忘れません。これから幸せな家庭を2人で築いていきたいです」、また唯さんは、「式はあっという間でした。日本で式を挙げる予定はなかったのですが、挙げられることになり、親族にも調整して来てもらうことができて良かったです」と笑顔で感想を話した。