庖丁式で、見事に鯉を捌く分部清文さん

庖丁式で、見事に鯉を捌く分部清文さん

18日、津市大門の津都ホテル5階で、学校法人大川学園が運営する三重調理専門学校=津市大谷町=の卒業式と、「庖丁式」が行われた。
巣立ちを迎えたのは第55期生で1・2年制コースの計41名。式典では卒業証書に加え、調理師免許、ふぐ取扱者認定証など各種の認定書や賞状が授与され、卒業生を心から祝福した。
知事賞を受賞し、鈴鹿サーキットのレストランへの就職が決まった小林尚樹さん(20)は「受賞できると思っていなかったので、びっくりしました。ホテルの厨房でのバイトで、色々教えて頂いた方達にも感謝したい。自分の夢を持って入った世界なので、何としても叶えたいです」と喜びや抱負を話した。
式終了後には、古式に則った日本料理の技法を今に伝える四條流庖丁式の奉納が執り行われた。
この庖丁式は毎年恒例で、四條流は、古来より1300年間、一度も途絶えることなく奥義を受け継いでいる。
今年は、何れも「四條流庖丁儀式保存会三重社中」のメンバーで、同校OBの分部清文さん、OGの渡邉明日香さんがそれぞれ奉仕庖丁人、納め之儀を担当。雅楽が流れる中、式題「長久之鯉」という切型を披露した。
分部さんが金属の箸と庖丁を使って、鯉に全く手を触れず見事に捌き切り、卒業生達の門出を祝った。

▼詩と抽象」佐藤哲生展=~27、三重画廊
▼「三重の景色展」=~30、百五銀行久居支店
▼津児童合唱団第48回定期演奏会=4・3、県総文大ホール
▼でこれーしょん時間割フレーム=28~4・1、MAPみえこどもの城
▼三銀ふるさと三重文化賞表彰式および定期コンサート=26、クラギ文化ホール
▼アレグリアダンスクラス発表会=27、農業屋コミュニティ文化センター
▼日本舞踊内田流第二回寿哉会=27、嬉野ふるさと会館
▼竹島宏ショー・サミット記念曲発表コンサート=26、県総文中ホール
▼第10回MIE・バレエフェスティバル=29、県総文中ホール
▼星野富弘 花の詩画展=30~4・3、県総文ギャラリー2
▼うぐいすの会カラオケ発表会=27、芸濃総文

kawasemi 津市豊が丘の津豊が丘郵便局の窓口ロビーで、31日まで、地元在住の谷田貝詔一さん(73)による、カワセミの様々な生態を撮影した写真が展示されている。 谷田貝さんは東京出身で15年ほど前、発電所を建設する仕事に就き単身赴任で全国各地を転々としていた頃、友人のすすめで趣味として写真撮影を始めた。その友人が、撮影技術をカメラの持ち方から教えてくれたそう。
今回の展示作品は11枚で昨年、鈴鹿市で仲間とカワセミの様子について情報交換しながら長時間かけて撮影した力作。
谷田貝さんは「いかにカワセミの俊敏さを表現するかにこだわっています。カワセミが水面に飛び込み、出るときを捉えて撮影するのが醍醐味です」と話している。なお谷田貝さんは4月1日から約1カ月、同会場で別の作品を展示する。

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