四天王寺の禅茶会で

四天王寺の禅茶会で

10日、津市栄町の四天王寺で外国人留学生や実習生らが禅茶会に参加した。
同寺を訪れたのは、三重大学で日本語を学ぶドイツ出身のヴィンセント・ワイセさん、津市内の企業で働く中国出身の実習生の張葉さんと戚夢陽さん、二人の指導を行う沈雲霞さん。
一行は最初に、曹洞宗の中本山である同寺の東堂・倉島昌行さんより、禅の教えや歴史について簡単な指導を受けた。その後、本堂の茶室に移動し、同寺の女性会と裏千家の牧野京市さんから手ほどきを受けながら接待を受けた。初めて口にする抹茶の味や正座に少し戸惑いながらも、日本の伝統文化とじっくり触れ合った。
ワイセさんは「抹茶はちょっと苦かったけどおいしかった」と喜んでいた。