久居まつり実行委員会は4月23日(土)15時~21時、近鉄久居駅東口の「緑の風公園会場」で「グリーンフェスティバル2016」を開催する。企画運営=久居げんき会。
久居げんき会は、久居の若者たちが「この町を元気にしよう」と結成。当初から「この町の新しい風物詩を作りたい」との想いで行っているのがこの催し。
内容は…①グリーンカフェ(マルシェ)15時~=こだわりの料理や雑貨販売、ワークショップなどを行うマルシェ(市場)②アコースティックライブ15時~=スペシャルゲストはレゲェシンガーの「Rickie─G」③キャンドルナイト17時半~=『一想一灯』をテーマに、一人ひとりが想いを灯し、多数のキャンドルが夜を彩る。着火用のライターは持参を。小雨決行・荒天中止。入場無料。
問い合わせは、久居まつり実行委員会☎059・255・8846。

講演する葛西さん

講演する葛西さん

13日、『津青年会議所』=草深利浩理事長=は、4月度例会「率先して行動しよう~未来のために~」として、スキージャンプ界の〝レジェンド〟葛西紀明さんを招き講演会を行った。要旨は以下。
10歳でスキージャンプと出会った葛西さんだが、家庭が貧しく高価な道具を用意できないため、同郷の先輩である岡部孝信さん(後の長野五輪金メダリスト)からお古を譲り受けながら競技に取り組んだ。するとすぐに頭角を現し、小学生時代は負けなし。中学3年生の時に、国内大会のラージヒル競技に使用するジャンプ台のテストジャンパーに抜擢された。年齢制限で大会には参加できなかったものの、優勝選手を上回る記録を出したことが世に知られ、一躍時の人に。この頃より世界一を目指すようになった。
高校時代は世界大会にも出場するようになり、高2でワールドカップ7位を経験。社会人となった直後の92年にアルベールヒル五輪へ挑戦するが、直前にV字フォームへと転向したこともたたり、成績不振のまま終了。しかし、直後のスキーフライング世界選手権でV字フォームを習得し、日本人で初優勝を果たした。
難病の妹を励ますために必ず金メダルを獲るという思いで挑んだ94年のリレハンメル五輪のラージヒル団体ではチームメイトのミスで銀メダルという結果に。母親の死を乗り越え、金メダル獲得を固く誓った長野五輪では代表から外れてしまった。余りの悔しさに跳躍する選手に向って「落ちろ」と強く念じてしまうほどだったが、この経験が後の活躍に繋がった。
その後はルール改正に悩まされ、02年のソルトレーク五輪から10年のバンクーバー五輪までの大会では思うようなジャンプが出来なかったが、金メダルを獲るという夢を叶えるために挑戦を続けた。その結果、14年のソチ五輪のラージヒル個人で銀メダルを獲得。団体でも若い選手を支えながら銅メダルを獲得した。
締めくくりに今後の目標を「4年後の48歳の年に迎えるワールドカップで600試合出場。18年の平昌オリンピックにも家族を連れて行き目の前で金メダルを獲りたい。行動なくしては、こんなに続けてこられなかった。積極的に行動しないと夢も目標もかなわない。26年の札幌五輪の招致が成功したら、54歳だが出たい」と語ると会場からは盛大な拍手が送られた。

isogiku ishituki津市高茶屋にある高茶屋市民センター展示会場で、4月30日(土)・5月1日(日)9時~16時、「山野草創作会」=講師・寺前信次さん=による「山野草展」が開催される。
展示作品は、春を彩る山野草を鉢に一種類植えたものや、寄せ植えもあり、計約60鉢。
同会のメンバーは津市や大阪、神戸などに在住の16名。月に一回、市内で開かれる講座で学んでいる。毎年、春と秋に展示を行っており、以前はイワチドリやヤブレガサを植えた作品などが出品された。
問い合わせは寺前さん☎080・1412・6637へ。

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