会場の様子

会場の様子

12日、三重県総合文化センター中ホールで「第13回三重県民生委員児童委員大会」が開かれた。
3年に一度の両委員の一斉改選の年の「民生委員児童委員の日」の5月12日に開催しているもの。両委員の委嘱を受けた人は地域住民の一人として担当地域で生活しながら高齢者から子供まで全ての地域住民の生活を見守っている。地域の事情と地域住民のことを知り尽くしたその性質上、災害発生時に要支援者のもとへいち早く駆け付けるなど、先日発生した熊本地震の被災地でも最前線で活躍している。
この大会には県内で両委員を務める約900名が出席。三重県民生委員児童委員協議会の宮本佳宥会長は「来年は民生委員制度100周年。住民の身近な存在である我々の結束を固めて、もう一度、新たに取り組んでいきたい。一緒に100周年を祝いたいのでここに居る人は再任を」と挨拶。鈴木英敬知事は「三重県が掲げる県民力ビジョンにある新しい豊かさを実現するためにも皆さんのお力添えは不可欠」と続いた。
その後、在任10年以上の298名が表彰を受けた。日本福祉大学中央福祉専門学校専任教員で東濃成年後見センター理事長の渡辺哲雄さんを講師に迎え、記念講演「地域で老いるために~地域から智域へ」を行っていた。