洋菓子の食べ方を説明する刀根さん

洋菓子の食べ方を説明する刀根さん

津市大谷町の学校法人大川学園5階ホールで11日、三重県の食文化の研究・伝承などを行っている「みえ食文化研究会」=成田美代会長=の食文化講演会と、総会が行われた。
講師は刀根菓子館(津市本町)の会長・刀根大士さん。刀根さんは、昭和43年に東京の洋菓子店に入社。その後、アメリカで業界研修。また洋菓子を勉強するためスイス・リッチモンド国立製菓学校で学び、フランスのイッサンジョーでフランス菓子を学んだ。
講演会では、「洋菓子の食べ方と文化」と題し、シュ・ア・ラ・クレームやショートケーキなどの洋菓子について、誕生したきっかけや名前の由来などを話した。またそれらの菓子を美しく食べる方法を実演を交えて説明。
さらに「美味しいお菓子を作る3つの条件は、まず素材が最良であること、そして調合が最適であること、最後に技術が最高であることです。これら3つのハーモニーに加えて、愛情・心意気といった人間味という味付けができると、最高のものになります」と語り、参加者は興味深く聞き入っていた。