講演する近棟さん

講演する近棟さん

23日、津市美里社会福祉センターで「平成28年度地域見守り推進研修会」が開かれた。主催=津市社会福祉協議会・津市地区社協連絡協議会。後援=津市。
津市では、地区社協を基盤に関係団体の連携により一人暮らしの高齢者などの見守り活動を実施中。今後も高齢者の増加は確実で、同研修会は地域に根差した活動の支援と関係機関の強化を目的に開かれている。地区社協、地域包括支援センターの関係者や民生委員・児童委員など約140名が参加した。
最初に、種智院大学助教授の近棟健二さんが「みんなでつくる地域の福祉」という演題で講演。全国各地で地域事情の違いによるニーズが多様化し、同じ年齢層を対象にしていても行政によって行われる全国一律の福祉サービスだけでは対応しきれなくなっている、とした。そして地域問題の解決という意味でも、地域のニーズを最も把握している地域住民が無理なく続けられる住民参加型の福祉サービスを行う重要性を指摘した。
続いて、菰野町で「地域茶の間」を運営する安田順子さんが先進事例の発表を実施。高齢化率が4割近い同町大羽根園で行政の介護福祉サービスの隙間を担うサロンを参加者が支払う参加費だけで運営。地域の高齢者が孤立しないように様々な世代の人たちが日ごろから集える場所をつくったり、家事代行や通院支援などのサービスを行う様子を紹介していた。