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2016年6月
ある会社の方とお話ししていて、たまたま「部下の態度を持て余しているが、どうしたらよいか」と尋ねられました。仕事のよくできる二〇代半ばの社員なのだそうですが、例えば、取引先と電話で話している最中に立ち上がって椅子を机の下に蹴り込んだのだそうです。それでその人は、近づいてわざと電話の相手に聞こえる声でそれをたしなめてしまったというのです。普段から、自由奔放な態度が目立ち、このままではいけない、と上司として苦慮していたのでそんなことをしてしまったと、本当に困っている様子です。
私なら、と前置きして、実際に具体的な方法をその人に演じてから、「たしなめるときに、相手のプライドまで傷つけたりしてしまえば逆効果でしょう。できれば自分で気づいてくれるように、そのヒントを示せばいいのではないでしょうか」と言いました。
営業マンとして第一線で活躍しているその人は、そろそろ会社の後輩を育てたいと考えているそうで、「自分は後輩の指導のために引き出しの多い人間になりたいのです」と言います。それを聞いて私は「引き出し、とはよく学校の教師どうしでも使う言葉ですが、私ももちろん若いころから、引き出しをたくさん持ちたいと努力しましたけれど、結局それでは、自分の指導力を磨いてひけらかす、ということだけなので、教育はそれでよいのか、と疑問に思いました。そして、私は引き出しをたくさん持つ努力をしながら、私からではなく、子どもが引き出しを開けに来てくれる存在になりたいと考え、実践できるように努力しました。あなたの場合なら、あなたの背中に引き出しをいっぱいつけて、後輩のみなさんがあなたの背中から学ぶようにすればいいのではないですか」と言いました。
人材教育は、いろんな会社での課題の一つのようです。特に、「ゆとり世代」と呼ばれる二〇代の若者たちについては、上の世代から「常識がない」「何を考えているかわからない」などと見えることもあるようです。機会があれば、双方にとってよい人材教育の方法をお伝えします。
この連載の②では、探究を自分の例を挙げて書きましたので、今回はアクティブ・ラーニングのもう一つの柱である協働を成立させるための見逃されやすい要件は何かを書いています。
大学にいたころ、学生から、ボランティアの放課後教室で、高学年が低学年のことを考えずに遊んでいたので、高学年を厳しく叱ってしまったが、それを苦にしている、どうすればよかったのか、と尋ねられたことがありました。私は「みんなの前で、もしも君が同じことをされたら、反感を持つだけだろう。そして、周囲の目があるときだけ、低学年のことを考えているふりをするだけだろう」と言いました。既にそうなっている、というのでその具体亭な解決策を、私ならこうすると伝えると、しばらくして、その学生が、私の解決策を試してみたら、その後は高学年と学生の関係がよくなり、低学年も含めてみんなで楽しめる遊びを高学年が工夫するようになった、と報告に来てくれました。柔軟な思考と判断、そして表現ができたからこその結果でしょう。
協働の実現は、立場の自覚と関与の仕方にかかっています。学校の場合は、これまでにも書きましたように、教師の資質がアクティブ・ラーニングには大きく係ります。「できた人は周りで困っている人を助けてやってね」と言う人がいます。その言葉で、本当に困っている人は、できない自分が悲しい上に、「助ける」人の優越感を満足させる立場のみじめさをさらに味わうことにしかなりません。ほかにもプリントの配り方、黒板の使い方、掃除用具の整頓の仕方などなど、教師として配慮や工夫できることがたくさんあり、努力が必要です。
出会う教師はさまざまです。学校現場もさまざまです。それなのに、子どもやその家族たちが、学校や先生とは、みんなどこでもこんなもんだ、と思い込んでしまうことが多くあります。そして、勉強がわからないのは、自分のせいだ、我が子のせいだ、我が家のせいだ、と、子どもや家族が教育の課題を一身に背負うのは、本末転倒です。
このたびの教育改革について、その概略と要点を書いてきました。具体的にどうなるのかは、それぞれの学校現場の担当者にかかっていることも書きました。しかしこの改革は、これまでとは違って、保護者も地域も、もちろん子どもたちも、遠慮せずに、「これで五年後はどうなるのか」と学校や塾の先生たちに問いかけて協働しなければ実現しません。
十年後には、人工知能を持ったロボットが家庭にいて、自動に走る車がある可能性はかなり高いです。そんな社会を、子どもたちは生きていくのです。
未来を生きていくための教育になっているのか、これからは受け身ではなく、主体的になって、近未来の創造を目指した能動的な教育の実現を、探究と協働を念頭に入れて、みんなで進めましょう。(伊東教育研究所)
2016年6月23日 AM 4:55
津市上弁財町津興の市立橋南中学校=松ヶ谷孝子校長=で16日、2年生168名を対象に、津南ロータリークラブ=松田英明会長=が職業講和を行った。
毎年6月頃に、秋に職場体験を控えている2年生へのキャリア教育の一環として、様々な職種の会員が講師を務めて実施されているもの。今回の講師は「ふりはた綜合法律事務所」の三浦敏秀弁護士や、「同心会 遠山病院」の竹内敏明院長ら6名。
三浦さんは、「私が弁護士になろうと思った理由は色々あるんですが、自分の性格や長所、特徴が、役に立つんじゃないかな、合っているんじゃないかなと思ったのが大きいです。
皆さんが将来、どんな仕事に就くかを考えるときも自分の性格や長所、特徴を良く知っておくことが大事だと思います。自分の特徴は色んなことにチャレンジしてみないと分からないので、まずは積極的に色んな経験をしていってもらいたいと思います」とアドバイスした。
竹内さんは血圧計などの使い方を実物を使い説明。また、かつて当直したときのことを振り返り「夜、患者さんが来ると、診て一人で何もかも判断しなければいけませんね。当時、CTなどもありませんでした。本当に怖かったです。
そういう風なことを自分が怖いと感じないようにするために一番大事なのは、いつもしっかりと勉強したり、色んな本を読んだり、人に教えてもらったりすることです」と話した。
さらに、自身の「子供の頃に遠方の書道教室に通い続け、当時は父親に言われ嫌々だったが、その成果で今、字を書くことが全く苦にならない」という経験を交えて、仕事における継続の大切さを語った。
2016年6月23日 AM 4:55
▼四季彩画THE TEA HOUSE教室作品展示会=~29、百五銀行津城山支店
▼「四季の名松線写真」=~30、百五銀行家城支店
▼和紙ちぎり絵展=~30、津中央公民館
▼服部博之コンサート「一會─いちえ─2016」=24、お城ホール
▼津市民文化祭舞台芸術部門「民謡の会」=26、お城ホール
▼M2音楽祭=30、芸濃総合文化センター市民ホール
▼防災講演会~みえの水防災を考える~=25、サンヒルズ安濃
▼三重県内男女共同参画連携映画祭2016=25、白山総合文化センターしらざぎホール(要整理券)
▼第5回藤起カラオケ発表会=26、美杉総合文化センター
▼帽子工房キャぺ・夏の帽子展=28~7・4、ギャラリー集
▼写真展「神の道」=~30、百五銀行本店
▼三重カラオケ大会=26、クラギ文化ホール
▼あじさい会民謡民舞の祭典=26、嬉野ふるさと会館
▼ふれあいコンサート2016~自衛隊三重地方協力本部60周年記念事業~=24、県総文大ホール
▼三重フィル第45回定期演奏会=26、総文大ホール
2016年6月23日 AM 4:55