津市西丸之内、津新町通りの家城ビル3階に事務所やデスクを構える8団体(三重県旅館ホテル生活衛生同業組合、津市ホテル旅館料理組合、中伊勢温泉郷観光推進協議会、津ぎょうざ協会、みすぎテラス会、FAMIE、mamie clony、東海ノルディックウォーキング連絡協議会)は昨年、津市をはじめ三重県の地域活性化に向けて連携するため『地域盛り上げ隊』を結成した。
このコーナーでは幅広い分野の全8団体を紹介する(不定期連載)。

 

初回は、県内219軒の旅館・ホテルが加盟する『三重県旅館ホテル生活衛生同業組合』=木村圭仁朗理事長=を紹介。
同組合の事務局は以前は津市寿町にあり、昨年3月、家城ビル3階に引越した。その際、同組合の募集などによって、他の7団体が事務所やデスクを同じフロアに構えることとなった。
そして同年6月に行われた全8団体による会議を契機に、同隊が発足。第1弾の活動として同年11月、津新町通り商店街で行われた「新町フェスタ」に出店し、津ぎょうざや美杉の地ビール、とばサイダーを販売した。
今後、同ビル3階を、8団体が連携したり、情報発信するための拠点とすることを目指しているという。実現すれば、このフロアで多分野に関わる人や情報が盛んに交流し、津や三重の地域活性化に貢献しそうだ。
そんな同隊の一員である同組合は、生活衛生の向上や、三重県の観光振興、インバウンド(訪日外国人旅行)の促進などを目的に活動している。 支部組織に県内各地域の組合があり、中勢にあるのは津市ホテル旅館料理組合、榊原温泉振興協会、松阪旅館業組合。
事務局の窓口や電話でも、県内での観光・宿泊に関する問い合わせを受け付けている。
また今年5月の伊勢志摩サミット開催に伴い、加盟施設で多言語対応できるよう「指さしチェックシート」を作成。各施設での外国人へのおもてなしをサポートした。
さらにサミット開催を契機に昨年10月、県警本部に設立された「テロ対策三重パートナーシップ推進会議」に参加。テロを許さない社会・地域づくりに協力している。
同組合では「宿泊業界と観光業界活性化のために、地域と連携し活動していきたい」と抱負を話している。同組合事務局☎津227・3621。