

検索キーワード




『東海ノルディックウォーキング連絡協議会』は、津市の「レッ津!ノルディック」をはじめ、県内各地や名古屋市のノルディックウォーキング団体により、3年程前に発足した。
きっかけは代表の渡辺美代子さん(69)と、事務局長の田村賢治さん(38)が4年前、市民に地域の魅力を再発見してもらったり、健康増進の一助となることなどを目的に「レッ津!」を設立して、イベントを行ったこと。参加者が多数集まりインストラクターが渡辺さんと田村さんの2人では足りなくなったため、各地に協力してくれる人・団体を増やし、協議会発足に繋がった。
そして現在、同協議会は、ノルディックウォーキングのイベントを、参加者に地域の魅力を実感してもらえるよう、インストラクターが地元の歴史も勉強し案内したり、地元のガイドを招いたりして行っている。
今まで開催した中で最大のイベントは、地域盛り上げ隊の仲間「中伊勢温泉郷観光推進協議会」に加盟する津・名張・伊賀市の温泉宿全8ケ所(当時)を、2年かけて制覇したノルディック。各宿の協力の下、食事・温泉入浴付きで破格の料金で実施し、幅広い年代層の人が1回約80人、多い回は100人程参加した。
渡辺さん達はこのように集客で地元経済に貢献する一方、イベントの参加者と丁寧にコミュニケーションをとるなどして、参加者一人ひとりの満足度を高めることも重視しているそう。
渡辺さんは「中伊勢さんに新たに加入された宿が2ケ所あるので、今後、その宿の周辺でもイベントをさせてもらいたいです」、また田村さんは「イベントは当日の参加者が多かったら成功というわけではなく、翌日以降がすごく大事だと思います。活動を通じ、地元の歴史やグルメなどにちゃんと着目できて、自分の目線でまちを愛せるというか、語れる人が増えていけば」と話している。
なお8月28日、名松線伊勢奥津駅周辺で、レッ津!定例歩行会として「中伊勢温泉郷ノルディックウォーキング」が行われる。問い合わせは渡辺さん☎090・2571・5437へ。
2016年8月4日 AM 4:55
<< 女の落書帖 「月下美人」 催し >>