新婚の道瀬さん夫婦

新婚の道瀬さん夫婦

津新町通り商店街振興組合(森勝理事長)が11月23日に催す『第37回新町フェスタ』の呼び物、和船山車安濃津丸船上結婚式の挙式者が、7月29日の面接審査会を経てこのほど決まった。
今年のカップルは今年3月に入籍した道瀬忠利・祐子夫妻(津市久居新町在住)。忠利さん(43)は、名古屋市出身。鳥羽水族館のスタッフを経て、生き物の撮影が得意というフリーカメラマンになった人。3年前に知人が安濃津丸船上で挙式し、その模様を撮影している。
祐子さん(36)は神戸市出身の美容師さん。津市を仕事の拠点にしてから今年で11年目で、結婚して現住所に移るまでは新町に住んでいたという人。こちらも昨年は船上結婚式の新郎さんの着付けを、担当者が体調不良となったため急きょピンチヒッターとして手伝っており、忠利さん共々この船上結婚式には裏方として縁があった。今度は自分たちが主役になる。
二人は、東京を本部に全国各地で活動し、三重では津・伊勢・伊賀・四日市の4カ所にチームがある『サニーサイド・ゴスペル・クラブ』のメンバー。同ゴスペル・クラブは、会費の半分を発展途上国の支援に充てていることでも知られる。英語がしゃべれなくても、歌がへたでも、踊れなくても、誰でも参加できるとあって、会員には子供から大人まで幅広い年齢層が集まり、県内4チームには約180名在籍。この8月下旬には7周年記念ライブを県文化会館で開く。
忠利さんは伊勢のチーム、祐子さんは津のチームと所属が違うが、練習はどこに参加しても良いシステムなので、忠利さんが津の練習に参加したことがきっかけとなって交際が始まり、今年ゴールインした。祐子さんは「家族みんなが船上結婚式を楽しみにしています」と語る。
今年から和船山車でのパレードはせず、山車を固定しての挙式となるが、その分、時間がとれるので、挙式後に新郎新婦も一緒に入って、仲間たちと一緒にゴスペルを歌うというシーンも期待できるかも。