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『中伊勢温泉郷観光推進協議会』は、2013年、津市・伊賀市・名張市の温泉宿8施設によって、広域連携による地域活性化や観光推進を目指し、「三重県旅館ホテル生活衛生同業組合」に設立された。
今年6月には2施設が新規加入し、現在の加盟宿は次の10施設。津市=▼磨洞温泉 涼風荘▼榊原温泉湯元旅館 清少納言▼榊原温泉 湯元榊原舘▼猪の倉温泉 ふよう荘▼火の谷温泉 美杉リゾート。伊賀市=▼霧生温泉 メナード青山リゾート▼伊賀温泉 朝妻の湯 ホテル ローザブランカ。名張市=▼香落渓温泉 青蓮寺レークホテル▼湯元赤目 山水園▼伊賀のかくれ宿 湯元赤目温泉隠れの湯 対泉閣。
協議会会長の岡田泰典さん(33、猪の倉温泉社長)は発足時を振り返り、「三重県内で、北勢には湯の山温泉、南勢には伊勢・鳥羽・志摩といった大きな観光エリアがある中、中勢地域(中伊勢)は良いものを沢山持っているんだけれども認知度が比較的低いということがありました。
また、各温泉宿も力が沢山あるのに、点であるがためになかなか発揮できていなかったので、それを面にしていこうと、旅行雑誌に中伊勢温泉郷特集を掲載することになったのを機に立ち上げました」と話す。
設立以来、三重の中部に位置し、伊勢・伊賀の領主として忍者を統率した藤堂高虎公と、伊賀忍者ゆかりの温泉郷として、県内外に広くPRしてきた。
また、加盟宿で日帰り入浴が楽しめる「湯めぐり手形」を発行したり、各宿とその周辺でのノルディックウォーキングイベントなども実施しており、地域盛り上げ隊のほかの団体や、地元との協力による取り組みも多い。
そして、これらの活動を通じ、加盟宿が中伊勢のほかの地域の観光情報を新たに多数得て、宿泊客に紹介できるようになった。これにより、宿泊客が、その宿の利用に留まらず中伊勢を周遊してくれるケースもあるという。
協議会では、より多くの人に中伊勢を周遊してもらうため、今後、加盟宿の共通プランを販売予定。
岡田さんは今後の抱負を「1泊2日ではなく、より長期の2泊3日・3泊4日の、津・名張・伊賀の各市で宿泊・観光する周遊型のプランなどで、中伊勢を満喫してもらえるようにしていきたい。
また、美味しい食事処など、宿以外の地域のスポットにもお客様に足を運んでもらえるようにしなければいけないと思うし、地域の方々とのコラボレーションにより、“ここでしか買えない”というお土産をもっと作っていきたいです」と話している。
なお9月13日に青蓮寺レークホテルと周辺で、10月23日にホテル ローザブランカと周辺でノルディックウォーキングイベントを開催する。詳細はHP(「中伊勢温泉郷」で検索)で。
2016年9月1日 AM 4:55