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文部科学省が昭和39年から行っている「体力・運動能力調査」によると、子どもの体力・運動能力は、調査開始以降、昭和50年ごろにかけては、向上傾向が顕著だが、昭和50年ごろから昭和60年ごろまでは停滞傾向にあり、同60年ごろから現在まで15年以上にわたり低下傾向が続いており、子供の運動能力の向上が課題になっている。
そんな社会背景から、このほど、科学的根拠をもとにあらゆるスポーツに応用できる運動神経の礎をつくる、幼児・小学生向けスポーツ教室「忍者ナイン」が東海地方で初めて導入された。
同教室は、全国で個別指導塾・英会話スクール・幼児教育・民間型託児保育を展開する「やる気スイッチグループ」(本社・東京都)が、バイオメカニクスの第一人者である東京大学大学院の深代千之教授に監修を求めて開発したスポーツプログラム。
サッカーや野球・テニス、陸上競技など、全てのスポーツには、その種目の特長に合わせた体の動かし方があるが、その根幹には9つの基本動作(走る・跳ぶ・投げる・打つ・捕る・蹴る・組む・バランス・リズム)は共通しており、科学に裏付けられたセオリーがある。このバイオメカニクスの研究結果をもとにトップアスリートの練習メソットを取り入れて考案された独自の300のプログラムを実践すれば誰でも運動神経が伸ばせるというもの。3学年上の運動能力が遊びながら、楽しみながら身につけられる。3カ月で運動能力が30%向上するという。
また、異学年で構成された混合チームで年間を通じて対抗戦を行うことで、チーム内での自分の役割を理解し、協調性や社会性を身につけると同時に、戦略性が求められるゲームを通じて思考力・判断力が養成していく。
さらに、18種目の競技特性を診断し、各自に合ったスポーツを見つけられるだけでなく、動作解析ソフトを駆使して現在の運動能力を60段階で〝見える化〟し、次の目標への具体的な指針を見つける。
体を動かせば、脳が活性化することも明らかになっているが、幼少期の脳は吸収する力が非常に柔軟であることから、「忍者ナイン」は考える力を養うことを目的としたひとり遊びのプログラムも考案。運動遊びをしながら脳に刺激を与え、考える行為を繰り返すことで動きを覚え、思考力を養成する。
深代教授は、「世界ではハーバード大学出身のオリンピック選手や、いくつもの競技で金メダルを獲得し、引退後に医者になるなど、自分の可能性を信じて行動し、文武両道を達成している人も多い。『運動音痴』は存在しません。運動してこなかった人達が思い込んでいるだけ。誰でも必ず運動は得意になります」と話す。
東海地方で初めて「忍者ナイン」を導入する『NPO法人三重県生涯スポーツ協会』は、10月から開校する津市・亀山市・鈴鹿市・松阪市の各ラボで体験レッスンを行い、普及に力入れていくという。
詳しい内容、受講料などの問い合わせは、同協会☎059・273・5300(平日10時~17時)。または、専用ホームページはwww.ninja9.jpへ。
2016年9月15日 AM 4:55