津の観光パンフレットの点字版

津の観光パンフレットの点字版

セントヨゼフ女子学園の保護者による「セントヨゼフ父母の会 点訳部」=部員12名=と、津市中央公民館で活動するサークル「点字絵本」=会員9名=の合同による『点字絵本サークル』が、津市観光協会発行の津中部・東部・南部のパンフレットの点字版を制作した。
点字版は、パンフのマップに、点字を打った透明シートや、道路・近鉄・JRのラインを示す接着テープ・リリアン・段ボールを貼ったものと、パンフに掲載されている名所の一部の紹介文が打たれた点字用紙のセット。
各エリア3セットずつ作られ、現在、津市観光協会、津図書館、三重県視覚障害者支援センターに置かれている。
点字絵本サークルは今年で設立21年目。これまでに全国の盲学校や図書館などへ、多数の点訳本や点字絵本を寄贈してきた。
約3年前には視覚障害を持つ人から自分の生活圏の地図の点字版がほしいと頼まれて、作ったそう。今回のパンフ点字版は、そのときの制作者から方法を聞くなどして、6月頃から3カ月かけて作られた。接着テープなどの材料を考えるのに苦労し、1ケ月程かかったそう。
サークルの指導者・代表である馬場幸子さんは「興味を持った場所に、自分一人や友人の方々と出かける機会をつくってほしい、と思い作りました。津にこんな良い所があることも知って頂きたいです。
点字版を利用されてご意見がありましたら、私へご連絡ください」と話している。馬場さん☎059・261・1464。