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消費税など間接税の税務協力団体で、税の標語募集や、学校での出前税金教室の実施などを通じた正しい税制の理解普及活動に取り組んでいる「津間税会」は10月17日、女性部研修会を開き、岐阜県大垣市にある「養老鉄道㈱」の運行する、いま話題の「薬膳列車」を体験した。
近鉄の完全子会社の同鉄道は桑名駅から揖斐駅までを結ぶ57・5㎞の単線。全国の地方路線同様、赤字が続いており、自治体や近鉄など各方面からの支援を受けている。
薬膳列車は週2日(木曜と土曜)に車内で薬膳料理を食べながら車窓からの眺めを楽しみ、ガイドの案内を聴くという企画。なかなかのヒットで、8年間で600回以上、延べ2万人が利用している。今回は、運行日ではなかったが車両を貸し切る形で養老駅から揖斐駅間を往復運行した。
料理内容は、地域で採れた生薬の原料や材料にもなる野菜を中心に優しい味付けで仕上げたもの。
参加者らは、のんびりと揺られながら料理と景色を楽しんだ。
2016年11月3日 AM 4:55
10月21日~23日、全国に約3000人の会員を有する「歴史研究会」の第32回全国大会「美し国三重・津大会」が開催された。
同会は全国の歴史研究家や歴史愛好家によって構成。全国大会は県内で初開催。三重歴史研究会=椋本千江会長=が中心となって、企画・準備を進めてきた。全国から約250名の会員たちが集まった。
初日の21日には津市羽所町のホテルグリンパーク津で式典が行われ、鈴木英敬三重県知事や前葉泰幸津市長ら来賓も出席。記念講演は皇學館大學の岡田登教授が「倭姫命の伊勢巡幸」、三重県史編纂委員の歴史研究家・門暉代司さんが「伊勢商人のルーツを探る」をテーマに登壇した。
岡田教授は初代斎宮の倭姫命が伊勢の地に天照大神を祀るまでの旅路について推察。倭姫命が巡ったルートは都のあった大和国(奈良県)から、伊賀国(伊賀市)を経て、近江国(滋賀県)に入り美濃(岐阜県)と尾張(愛知県)を巡り、伊勢国に入って行くというもの。今の場所が選ばれた理由に、太陽神の天照大神は海中で鮑を食べて力を蓄えた後に東から天高く上ると考えられていたため、都の人々は東を強く意識していたことなどを挙げた。
門さんは「伊勢商人のルーツを探る~三井高利と越後屋商法」として、江戸の町に多くの店を構えた伊勢商人の代表格で今に続く三井家の基礎を築いた高利について、その生涯や常に新しい方法を打ち出した商売の心得や、家族の絆を大切にしたことが今につながる繁栄を生み出したことなどを分析していた。
22日は「伊勢別街道を巡る」として津城跡・関宿・高田本山専修寺などを、23日は「伊勢街道を巡る」として松阪城・御城番屋敷・松浦武四郎記念館などをバスで見学。大会の実行委員長で三重歴史研究会の椋本会長は「多くの方に三重の歴史に触れて頂けて嬉しい」と話した。
2016年11月3日 AM 4:55
タンスの中で眠っていた着物を生かし、可愛い人形などを制作している津市城山在住の福井とし子さんの「第3回手作り作品展」が百五銀行津城山支店=津市城山=で、今月30日まで開催中。9時半~15時。
タペストリー6点と、座敷童子の人形や鬼、来年の干支である酉を象った作品など20~30点ほどが展示されている。
縫製の仕事の傍ら、制作活動を行っている福井さんは、アイデアが次から次へと出てきて、作り始めると自分の世界に入って止められないほどだそう。
「鬼は魔を取り除く・幸せを呼ぶと言われることもあります。皆さんに鬼の人形を観て頂き、幸せな気持ちになる時間を過ごしてもらえれば」と福井さん。
2016年11月3日 AM 4:55