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11月23日、津市白山町八対野の旧杉本家住宅(国登録有形文化財)で煎茶道の「黄檗皎上月流」の茶会が開かれた。
文人たちに愛された煎茶道は、自由な雰囲気の中で清談を楽しむのが特徴。同流派は同町出身の岡田皎上月さんが創始。岡山県で指導を行ってきたが、8年前より同町でも指導を開始。現在では生徒20名ほどが指導を受けており、年に一度、茶会を開いている。
今年も大勢の人々が訪れ、最初に庭で着物姿の生徒による野点で抹茶がふるまわれた。その後、同住宅内で「珊瑚5億年の歴史」と題した本席の玉露席では岡田さんが沖縄をテーマに、人々が戦火から貴重な美術品を守りぬいたことなどを紹介。参加者は生徒のいれた煎茶を味わいながら茶席に使われた人間国宝・金城次郎の作品などを鑑賞し、沖縄の豊かな文化や歴史の奥深さを感じていた。
2016年12月1日 AM 10:00