

検索キーワード




津市美杉町奥津、伊勢本街道奥津宿に今年6月1日開店した、古民家を生かしたカフェ「葉流乃音」。地元住民や、JR名松線に乗り同店から約600mの伊勢奥津駅で降りる人などの寛ぎの場となっている。
経営しているのは共に大阪府堺市出身の夫婦で、同店開店に際し美杉町に移住してきた南野忠晴さん(57)と、憲子さん(58)。
忠晴さんは大阪府の高校の教師として35年間勤務した経験を持つ。当初は英語の教員だったが家庭科の教員に転身した。その理由は家庭科が「どう生きていくか」に関する科目だと考えているため。そしてこれまで生徒に教えてきたことの実践の一つとして、美杉で地域に根付き生活すると共に、同店で人々に寛いでもらえるような演出をして、生涯現役でいたいという。
また憲子さんはお年寄りが好きで、以前は高齢者福祉に携わっていた。現在も店内外で、地域のお年寄りと楽しく交流している。
2人は以前から三重県が好きで亀山市の関宿などを旅行していた。古民家を生かし畳に椅子を置いてカフェをやりたいと考え、物件を探していた時にこの家を見つけ、美杉地域にも魅力を感じ移住を決めたそう。
同店には、椅子や照明などお洒落で落ち着いた雰囲気のインテリアが並び、自家焙煎のコーヒーや、手作りパンのサンドイッチ、ケーキなどが味わえる。
忠晴さんは「『また来ます』『癒されました』と言ってくれる人が多く嬉しい。美杉に来て良かったなと思います」、また憲子さんは店名の由来について「『はる』のように『のんびり』と過ごして頂ければ」などと話している。
営業は木曜~月曜の10時~18時。臨時休業あり。
問い合わせ☎059・261・6801。
2016年12月8日 AM 4:55
<< いのちの電話に浄財 国際ソロプチミスト三重が 津市のPRキャラクター ゴーちゃんに年賀状を送ろう 日本文化をいつも大切に >>