丸めた餅を木の枝に思い思いにつける参加者

丸めた餅を木の枝に思い思いにつける参加者

津市美杉町奥津、名松線・伊勢奥津駅併設の八幡地域住民センターで10日、地域伝統の正月飾り「もち花飾り」を作る教室が開かれた。
同線や、地域の活性化に取り組む商工会女性会員有志が近くで運営するミニ道の駅「かわせみ庵」が、家庭の正月を美しく彩る伝統文化を多くの市民に知ってもらおうと、毎年催しているもの。今年で8回目で、幅広い世代の男女から人気を博している。
今回は、自宅などでつくるため材料を持ち帰った人も合わせ、70名が参加。主催者が事前に呼びかけたように、名松線に乗って来場した人もいた。
参加者たちは、丸めた餅を木の枝に花が咲いたようにつけて、趣きのある作品を制作。また毎月第2土曜に同センター前で催される奥津宿・街道市が同時開催され、賑わっていた。
かわせみ庵の中田かほる代表は「名松線が(今年3月26日に約6年半ぶりに)全線復旧してから地域が活気づいてきた気がします。このイベントも、リピーターの方もいますし今後も続けていきたいです」と話した。