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大正2年(1913)創業の老舗菓子店「㈲平治煎餅本店」の代表取締役専務・伊藤貴夫さん(47)も今年の年男。
店名にもなっている銘菓「平治煎餅」は口当たりが良いさっぱりとした味わいで多くの人々に愛され、親しまれ続けている。病気の母親に食べさせるため禁漁区でヤガラを獲った罪で海に沈められたという伝説で知られる阿漕平治が浜辺に置き忘れた笠をモチーフにしている。
家業に入って20年ほどになる伊藤さん。創業以来、変わらぬ製法を貫いている平治煎餅を始めとした伝統の味を守りつつ、時代のニーズに即した新たな商品を生み出すなど、老舗ののれんを守るべく、家族や従業員と力を合わせ、日々努力を重ねている。
また、伊藤さんは過去に津商工会議所青年部で会長など要職を歴任し、地元のみならず全国各地の若手経営者と親交を深めている。更に昨年には津商工会議所の常議員にも選ばれるなど活躍の場も広げている。
めでたい年男の伊藤さんが語る新年の抱負は「イロ鳥ドリな幸せが訪れるケッコーな一年となりますように。トリあえず、今年もよろしくお願い致します」とユーモアたっぷり。
いつも周りに人の絶えない伊藤さんだが、めでたい節目の今年は例年以上に充実した一年になりそうだ。
2016年12月31日 AM 4:55