国道368号沿いで開催中のイルミネーション

国道368号沿いで開催中のイルミネーション

津市美杉町太郎生の上太郎地区、国道368号沿いの田んぼと周囲の石垣・土手で、先月3日~2月末までの毎日17時~深夜24時、毎年恒例のイルミネーションが開催されている。
主催は、20代~60代の地区住民有志30名でつくる「上太郎生地域の21世紀を考える会(愛称・KT21)」=松本寿次代表(60)。
少子高齢化が進む美杉町は、昨年11月30日現在で人口4671人・高齢化率約57%。太郎生は人口873人、高齢化率約44%で、隣接する名張市の通勤圏であるため町内では比較的若い世代の人口が多いが、近年は減りつつあるという。
一方、「KT21」は平成10年、上太郎生の活性化を目的に結成し、同年から毎年、夏祭りを催している。このイルミネーションは、冬にも地域を盛り上げるイベントを開こうと13年から行っているもの。
夏祭りの収益金をためて開催資金にし、住民から借りた土地で行っており、土手・石垣で始まり、昨年からは田んぼも加わって面積は計2000㎡となった。
例年、地元住民が楽しみにしており、通勤や、近くの「道の駅・伊勢本街道 御杖」への行き帰りなどで国道を通る人も観てくれるという。今年は、地域・家族の繋がりという意味を込めた「結び」をテーマに制作。ツリー・星型などの色とりどりの2万球が、美しく光っている。
松本さんは、「資金がないところから始めて、ここまで面積を増やしてきました。来年以降も大きくしていって、盛大にしていきたい。ぜひ皆さんに観て頂き上太郎生の活性化に繋げたいです」と話している。
イルミネーションに関する問い合わせは津市役所太郎生出張所☎059・273・0222へ。