年に一度の晴れ舞台で歌う参加者

年に一度の晴れ舞台で歌う参加者

津市大園町の大園歌謡教室(十和田実主宰)は12月11日、お城ホールで教室開設28周年記念「チャリティ我が心の歌パレード」を開いた。後援=全日本音楽著作家協会、エスパプロダクション、本紙。
同教室は、歌唱指導のほか、市内各地の老人福祉施設への歌と踊り、レクダンスや健康体操を兼ねた音楽レクレーションなどによる慰問活動を活発に行っていることで知られる。「我が心の歌パレード」は教室で学んだ歌唱の成果を発表する年に一度の晴れ舞台。
9時半、女性和太鼓チーム「津・高虎太鼓 華乃津会」による『華囃子』の威勢の良い演奏で開幕した後は、歌に合わせ趣向を凝らした衣装姿で次々と生徒さんたちがステージに立った。協力団体の新舞踊やレクダンス、プロ歌手の友情出演もあり、多彩な舞台を夕方4時過ぎまで繰り広げた。
11時過ぎには前葉市長も来場。十和田さんから福祉に役立てて下さいと5万円が市長に手渡された後、元コーラス部という市長が井上陽水の『少年時代』を披露。来年は布施明の歌に挑戦すると約束し会場から大きな拍手を受けていた。
尚、ロビーでは津城復元募金も行われ36名から2万2587円が集まり、翌日津市財政課に届けられた。

寄付金の目録を手渡す草深支部長(中央左)

寄付金の目録を手渡す草深支部長(中央左)

(公社)三重県宅地建物取引業協会津支部=草深靖志支部長=は、12月22日、津市社会福祉協議会=小渕徹夫会長=に17万1208円を寄付した。
寄付は同支部の社会貢献活動の一環。今回は津まつり会場で行った「ふれあい宅建フェスタin津まつり」で販売したフランクフルトなどの売上金全額を贈ったもの。寄付は毎年行っているが、年度によって寄贈先を変えている。
同社協を訪れた草深支部長は、小渕会長の代理である國分弓子・津社協津支部長に目録を手渡した。
國分支部長が「ありがたく使わせて頂く」と感謝の意を伝えると、 草深支部長は「毎年、津まつりの会場で協会のPRをさせて頂いている。寄付は地域福祉のために役立てほしい」と笑顔で話していた。

中田かほるさん(かわせみ庵の前で)

中田かほるさん(かわせみ庵の前で)

昨年3月26日、約6年半ぶりに全線復旧したJR名松線と、沿線にあり過疎化が進む美杉町の活性化に取り組んでいる中田かほるさん(71)も、酉年の年女。今年8月に72歳を迎える。
中田さんは一志町出身で美杉に嫁ぎ、40年程前に夫と電気屋を開業。そして商工会での活動により地域のことをよく知るようになったのを機に活性化に尽力しており、現在、津市商工会美杉支部女性部の有志が同線の伊勢奥津駅(美杉町奥津)近くで運営するミニ道の駅「かわせみ庵」の代表と、美杉町が拠点の市民活動団体「名松線を元気にする会」の会長も務めている。
同会と、かわせみ庵では数々の行事を継続開催。また、かわせみ庵の営業は原則、土曜・日曜の8時半~15時だが、現在は水曜も同じ時間帯にオープンし、市内外から訪れる人とおしゃべりなどで交流している。
中田さんは「全線復旧して賑わいが戻り、地域も元気をもらいました。利用者を増やし再び廃線の危機にならないようにするには、地元住民から利用者への、また来てもらえるような声かけやおもてなしが、とても重要だと思う。
これからも、名松線が元気になるよう皆が同じような目線で頑張らないかんと思っています」と力強く話している。

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