セミナーの様子

セミナーの様子

19日・20日、津市羽所町のアスト津で、タブレット端末「iPad(アイパッド)」とデータベースソフト「ファイルメーカー」を利用した業務ソフト作成体験セミナーが、三重県で初めて開かれた。主催=ファイルメーカー㈱(以下、ファ社)。共催=㈱トーチ(津市柳山津興)。
アップルの子会社であるファ社が開発・販売を行っているファイルメーカーは、顧客や在庫などの情報をデータベース上で共有し、タブレットやスマートフォンといった多数の端末から同時に閲覧できるだけでなく、情報の更新までリアルタイムで行えるのが特徴。端末を持つ社員全員で情報共有ができるため、例えば、担当者が不在の場合でも、その情報を元に他の社員でも顧客に行き届いた対応が行えたり、営業マンが出先から見積もりの作成を依頼して受け取るなど、多彩な形で活用されている。その利便性もあって、製造業・小売・金融・医療など、あらゆる業種で業務効率の改善に取り入れられている。
今回のセミナーはファイルメーカーを使った企業向けアプリの開発を行っているトーチの朝倉克彦さんが県内の企業での更なる活用を促すため、ファ社に呼びかけ開いたもの。2日で2回同じ内容のセミナーを開催したが中小企業から大手企業の社員を中心に各回満員の計約30名が受講した。
受講者は、講師であるファ社の佐々木輝さんのレクチャーを受けながら、アイフォンやアイパッドのOSであるiOSを使った簡単なアプリ作りを取り組んだ。ファイルメーカーを触るのが初めてという受講者も多く、その利便性と手軽さに驚いていた。
朝倉さんは「業務の効率化を図りたい全ての企業で活用して頂けると思う。今後もセミナーを開いていきたい」と語った。

津市美杉町上多気の北畠神社境内にある国指定名勝及び史跡「北畠氏館跡庭園」で11月11日~13日17時半~20時半、恒例のライトアップ『寂庭の宴~夜間特別鑑賞会~』が催される。雨天中止。主催は地域住民でつくる同事業実行委員会。
庭園の池が静かな時は、水面に周囲の紅葉が鮮やかに映し出される。直接見なくては分からない、幻想的な美しさがあるという。  入場料300円。問い合わせは、同委員会の奥野さん☎090・2135・7646へ。

 

水面に鮮やかに映し出された紅葉(昨年のライトアップで)

水面に鮮やかに映し出された紅葉(昨年のライトアップで)

このイベントに合わせ11日~13日、名松線伊勢奥津駅と道の駅美杉・北畠神社を結ぶ市の無料臨時バスが運行される。名松線に乗り同駅で下車しバスを利用すると17時半から約1時間、ライトアップを楽しめる。
同神社~同道の駅間はループバスも運行。またパーク&ライドが利用可(一志駅=一志総合支所駐車場、関ノ宮駅=白山総合支所駐車場)。
なお無料臨時バスは11月3日(木・祝)、5日(土)・6日(日)にも運行。
ダイヤは津市のHPに掲載(「名松線に乗って美杉へGO」で検索)。
問い合わせは津市美杉総合支所地域振興課☎059・272・8080へ。

「伝統京からかみ型押し」に用いる「版木」と「京からかみ作品」

「伝統京からかみ型押し」に用いる「版木」と「京からかみ作品」

「伝統京からかみ型押し体験」が10月29日(土)・30日(日)10時~17時、津市栄町2丁目436の「むらた表具店」で開かれる。 からかみは唐紙(とうし)と書くが、その名の通り中国の唐から奈良時代に伝わった美しい細工紙のこと。当時は、上流貴族の間で手紙や詩歌を書くための料紙として使われ、その唐紙は文字を美しく見せ愛用されていた。平安時代に京の都でからかみが生産され始めると、貴族文化に浸透し、寝殿造りの住居の襖障子にも使われ始める。江戸時代には町方庶民に親しまれ、今もなお襖・壁紙など室内装飾の伝統工芸品として伝え続けられている。
手法は版画の一種の様なもので、浮世絵などと同様に朴の木で手彫りした古くから伝わる伝統文様の版木を使い、粉末の顔料を篩で版木の上にのせ、紙の上から掌で、そっと抑えるように絵の具をうつす。使う絵の具もシックな色と雲母(キラ)の輝きなどをもち、光の具合で微妙に変化し、文様に高貴な趣を与える。
期間中は、京からかみをポストカードに型押しし、オリジナル葉書を制作する。参加無料。年齢不問。予約不要で5名づつ出来る。所要時間は15分~20分。
問い合わせはむらた表具店☎津225・4041。

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