お城西公園で…SHNCの会員たち

お城西公園で…SHNCの会員たち

8月20日、丸之内商店街青年部を中心としたスマートフォン向けの人気ゲームのポケモンGO同好会「SHNC」の会員8名がお城公園=津市丸之内=やその周辺の清掃活動を行った。
ポケモンGOの大ヒットに伴い、ポケモンの捕獲に必要なモンスターボールなどのアイテムが手に入るポケストップが配置されている同公園周辺では夏休み期間中、一定時間ポケモンの出現率を上げるルアーモジュールが途切れることなく使われていたこともあり、昼夜問わず人が集まっていた。それに伴い、同商店街に人通りが生まれたことを商店主である会員たちも喜びながら、一緒にゲームを楽しんでいる。
しかし、人出が増えるに従って、食べ物や飲み物を中心としたゴミが目立つようになったため、より快適にプレイを楽しんでもらいたいと清掃活動を行ったもの。
会員たちは黒のオリジナルデザインTシャツを着てお城公園に集合。日も少しかげり、過ごしやすくなった夕方ということもあり、老若男女問わず数多くの人々がポケモンGOに熱中している同公園と市役所横のお城西公園、その周辺の歩道などに落ちている空き缶や菓子の空き袋などのゴミを拾った。
津市が少し前に清掃作業を行ったこともあり、ゴミ自体はそれほど多くなかったが、ゴミ袋数個分を〝ゲット〟していた。
同会会長の江藤正剛さん(29)は「ポケモンGOを遊ぶためにお城公園や商店街に来てくれる人が増えていることは本当に嬉しい。公共のスペースなのでマナーを守って皆で楽しくプレイを続けていけるように、これからも定期的に清掃活動をしていきたい」と語っていた。

相好体操クラブ 津教室=津市半田字口青谷、本部・四日市市=に所属している岡村真さん(11・南立誠小5年)と、星有夏さん(12・高茶屋小6年)が、8月10日に静岡市で行われた東海体操協会・中日新聞社主催の「第46回東海ジュニア体操競技選手権大会」の女子2部(小学4年~6年)に出場。
4種目(跳馬・段違い平行棒・平均台・ゆか)の合計得点で、岡村さんが4位・星さんが9位という好成績を収め、同部門で県内2位以内という条件をクリアし11月に北海道で開催される「第11回全国ブロック選抜U─12体操競技選手権大会」への切符を手にした。
岡村さんは今季好調で、同東海大会の県予選では個人総合で見事、初優勝。東海大会でも平均台で種目別の1位に輝いた。星さんは今春怪我もあったが、東海大会では日頃の地道な努力の成果を発揮。「練習通りにやれた」という。
2人とも全国大会では、ノーミスの演技と、U‐12指定育成選手の認定条件である個人総合成績6位以内を目指す。さらに東京五輪出場という目標も掲げ、日々、練習に励んでいる。
岡村さんは「東海大会では跳馬の着地を決められたので点数が良かったのだと思う」、また星さんは「全国大会では、細かいところまで意識して演技をしたいです」と話している。

折り上げや網代天井など大正から昭和のデザインを残す大広間

折り上げや網代天井など大正から昭和のデザインを残す大広間

作品「ミッドサマーコンサート」と池村さん

作品「ミッドサマーコンサート」と池村さん

国登録有形文化財の指定証を手にする阪本会長

国登録有形文化財の指定証を手にする阪本会長

松阪市殿町の割烹旅館「八千代」=阪本仁江社長=が、8月1日から国の登録有形文化財に登録された(昭和初期建設の玄関棟、大広間棟、大正初期建設の鶴亀棟の3棟3件)。
八千代は大正10年に松坂城二の丸跡で創業。昭和4年頃に、かつて同心町と呼ばれ武家屋敷が並ぶ現在地に移転している。
玄関棟は、木造2階建て、東入母屋造り・西寄せ棟造り桟瓦ぶきで、1階面積は215㎡。昭和32年頃に改修したが、1階は座敷2室が建設当時の姿のまま。2階の7室の客室は、網代天井や、古木風の木材を使い部屋ごとにデザインを変えて改造されている。
近代和風建築の大広間棟は木造2階建ての入母屋造り桟瓦ぶき。1階面積は249㎡。昭和前期の建物を継承しながらも時代を反映させ、重厚、華やかな室内デザインへと改造している。2階の110畳の大広間は建設当時の規模で、格天井が2段に高さを変える「折り上げ」になっている。
木造平屋建ての鶴亀棟は、桟瓦ぶきで66㎡。大正の初期の雰囲気をとどめている。
今回の登録有形文化財の答申は全国で199件だが県内では八千代の3件のみ。旧武家町が閑静な住宅地へと変遷した近代的変容の一端を伝えていることが登録へとつながった。
阪本会長は「とても名誉なこと。旧豪商の別宅を改装し維持発展する形で使っていることが評価された」と話す。
また、有形文化財登録を記念して8月26日~28日まで大広間で池村智津子・絵画展「タノシイズム」も開催され、多くの観覧者で賑わった。
池村さんは松阪市生まれ、2013年に退職するまで36年間幼稚園の教諭を務めた。三重県展、新制作展、アジア現代美術展(米国)など様々な展覧会で多数受賞。また、日本テレビ系「おしゃれイズム」制作会社からの依頼で油絵11点がスタジオに飾られた。
最近は「生きるって素晴らしい!」をテーマに、観て幸せになるような絵の創作活動に取り組んでいる。当日は自身もシャンソンやカンツォーネを18曲歌い展覧会を盛り上げた。

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