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1月18日、津市榊原町の津市立榊原小学校=小髙昌久校長=で、地元の伝統芸能のかんこ踊りにふれる地域学習が行われた。
太鼓を打ち鳴らしながら雨乞いや五穀豊穣・無病息災などを願うこの踊りは200年以上前から同町内で受け継がれている。往時は同町の1区~5区の全てで踊られていたが、過疎化で今では1区以外では長らく途絶えている。1区では3年に一度、披露しており今年の区の夏祭りで披露される予定。5年後に全区で踊りの復活を目指していることもあり、学習会は地域の時代を担う小学生達に踊りについて知ってもらうことを目的に開かれた。
まずは全校児童63名を前に、津市榊原1自治会の奥山知喜会長が「踊りの継承を通じ、地域の連携が深まり地域の一体化に繋げていきたい」と挨拶。3年前の踊りの様子を収めたDVDを鑑賞した後、実際に踊りが披露された。踊りを見た児童たちは興味津々。自分も参加したいかと質問されると多くの児童が手を挙げていた。
児童で唯一踊りに加わり見事な和太鼓演奏を披露した同小6年生の田中欧司くん(12)は「かんこ踊りをみんなに見てもらえただけでなく、やりたいという子もいたのは本当に嬉しい」と笑顔で語った。
2017年2月2日 AM 4:55
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