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津センターパレスを活動場所として、弱視の小中学生のために、オーダーメイドの教科書「拡大教科書」とワークブックの拡大写本を製作している団体『拡大写本みえの会』=須藤朋子会長、会員10名=を紹介。
「拡大教科書」は弱視の児童・生徒向けに検定済教科書の文字や図形を拡大するなどして複製したもの。教科書会社が標準規格のものを発行しているが、同会は、これでは対応できない児童・生徒のため、一人ひとりに合わせてボランティアで作っている。
同会は平成7年発足。拡大教科書の製作は「全国拡大教材製作協議会」を通じて依頼を受け、各会員が自宅でパソコンを使い膨大な時間をかけて行う。拡大で元の教科書より頁数が増えるため、利用者が内容を理解しやすいよう文字や図などのレイアウトを編集する作業が特に難しいという。
そして毎月第1・第3木曜日(繁忙期は毎週)10時~12時にセンパレ3階に集まり、校正を行う。利用者と直接会う機会はないが、会員達で弱視の利用者にとって本当に見やすいようにできているのか何度も話し合う。校正終了後、「富士ゼロックス三重㈱」の全面協力のもとで印刷し、利用者が通う学校に送る。
4年程前には依頼の減少などでグループ解散の危機を迎えたが「解散すると、将来、拡大教科書が必要な子供達が困る場合があるのでは」と根気強く活動を続行。当時、県立盲学校に寄付する料理本の拡大写本を会員皆で作ったことで、拡大写本製作への共通認識を持つことができたという。
会員は「製作したワークブックの拡大写本を見て、利用者の子が『わあ!一人でできる!』と喜んでくれたとき感動しました。人のために活動しようと思い入会しましたが、今では自分の生き甲斐みたいな感じになっています」と話す。
同会はPCを使える人を対象に新規会員を募集中。問合せは須藤さん☎050・5874・7312へ。
2017年2月9日 AM 4:55