阪美代子さんと、古布で丁寧に作られた雛人形など

阪美代子さんと、古布で丁寧に作られた雛人形など

オリンピックをテーマにした人形の展示

オリンピックをテーマにした人形の展示

津市安東町の古民家コミュニティー「ゆずり葉」ので3月5日まで、同市河芸町中別保の阪美代子さん(86)が「古布の雛展」を開いている。古布を使い手作りした雛人形やタペストリーなど約50点が並び、一部は販売されている。
阪さんはほかにも陶製の雛人形など様々な分野の作品づくりを経験。また人の世話をするのも好きで、民生委員を務めていたことから4年程前まで16年間、自宅に担当地区のお年寄りを招き、一緒に作品づくりを楽しむことで、参加者の交流や認知症防止に取り組んでいたそう。現在も高齢だが元気に作品制作に励み、娘達に作品を並べる手伝いをしてもらって各地で展示を行い、その売り上げのほぼ全額を社会福祉に寄付している。
「元気の秘訣は、あまりくよくよせんと、皆さんと接してお話することです。この作品展では、一つひとつ心を込めて作っているところを見てほしいです」と阪さん。
なお、ゆずり葉では同時期に、南河路の老人会「南睦会」の女性部有志12名による、五輪をテーマにした人形90体も

展示中。
それぞれ得手・不得手があるなかで助け合い、知恵を出し合って作った力作が並ぶ。問い合わせは、ゆずり葉☎津227・3523へ。開館10時~17時。月・金休館。