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消費税の周知活動やe─Taxの普及推進といった税務行政に協力する「津間税会」=津市南丸之内、川喜田久会長=の研修講演会が8日、津センターパレスで開かれた。
この研修会では毎年、各方面で活躍する人々を講師として迎え、様々なことを学んでいる。今回の講師は津城復元の会会長である本紙・西田久光会長。演題は「再評価進む高虎公の城づくり」。
西田会長は津藩祖・藤堂高虎について、徳川家康と共に江戸幕府を作り上げ、太平の世をつくりあげた立役者でありながら、後にそれを打倒した明治政府による喧伝の悪影響で近年に至るまで正当な評価が受けられなかったことを説明。しかし最近、奈良県の世界遺産・春日大社では数多の人物が寄進した釣燈籠の中でも高虎のものと5代将軍・徳川綱吉のものだけに説明板が添えられたことからも「世の中は大分変ってきた」と好転の兆しを指摘した。それを裏付ける出来事として昨年12月に神奈川県横浜市であった「お城EXPO」で津城ブースは大人気だったことや、近畿日本ツーリストのグループ企業の旅行会社「クラブツーリズム」独自の「日本百名城」に津城が選ばれたことをきっかけに全国の旅行者が訪れ、好評を博していることなどを紹介した。
そういった再評価の大きな契機として、国内の城郭研究の権威である広島大学大学院の三浦正幸教授が高虎を「日本一の築城の名手」と高く評価したことを挙げ、高虎が近世城郭の基本となった層塔型天守閣を生み出したことや徳川の大坂城や伊賀上野城の30mにも及ぶ高石垣、鉄砲が届かないほど広い水堀で城を囲み、敷地を最大限に活かす方形の本丸敷地は、平和な時代に政庁として使い易いことなどを説明。同じく城づくりの名手と言われている加藤清正を凌ぐ高い技術力と未来を見据えた設計思想の素晴らしさを語った。
その上で、高虎について徳川幕府編纂の正史「徳川実紀」にも、徳川家康の思いに叶う唯一の人物で二代将軍・秀忠からも絶大な信頼を寄せられただけでなく政治の議論をする中で必要な際にははばからず諌めたという内容の記述があることを根拠に、「風見鶏」や「ごますり」と言われてきた後世の批判を一蹴。更に日光東照宮にある家康・秀忠に仕えた重臣たちの墓碑でも前列筆頭に配されていることなどを紹介し、徳川幕府草創期に高虎がどれだけ重要な役割を果たしたかを解説した。また、京都の南禅寺の山門は高虎が大坂夏の陣で戦死した家臣を弔うために寄進したものであることを話すと、聴講者から驚きの声も上がった。
最後に津城復元の会が津市のふるさと納税制度を活用し、1月末までに約1万2000人から約1871万円の津城復元資金を集めたことを報告。「2007年に見つかった津城図面を基に地元の木を使って地元の職人の手で復元したい」と目標を語り、協力を呼びかけていた。
2017年2月16日 AM 4:56