ローストビーフを盛り付ける宮崎氏と、見学する学生たち

ローストビーフを盛り付ける宮崎氏と、見学する学生たち

2月23日、津市大谷町の学校法人大川学園・三重調理専門学校で、同校教育研修協力会長で志摩観光ホテル顧問の宮崎英男氏を講師に迎え、毎年恒例の西洋料理特別講習が行われた。1年生33名が参加した。
国内屈指のリゾートホテルで長年務める宮崎氏に、西洋料理の応用や、技術の指導に加え、職人としての話などもしてもらうのが目的。
同ホテルは、昨年5月に開かれた伊勢志摩サミットでメイン会場となった。講習では、宮崎氏が、サミットで提供された料理をベースにしたものを含め、フランス料理4品を実演。
伊勢海老や鮑などの食材の特徴や、各料理の味付け・火加減を丁寧に説明したほか、「皆さんに、命あるものをいただいていることを知り、食べる物に感謝してほしい」と話し、学生はメモを取ったり真剣な表情で聞き入っていた。
また、4品のうち「ローストビーフ」のレフォールソースを試食した学生は、その美味しさに感嘆の声をあげていた。
卒業後、イタリア料理店への就職が決まっている山口実香さん(21)は「サミットで出されたような料理を目の前で見られて、勉強になりました」と話した。